更新日: 2018-07-09 13:09:25

ブロックチェーン技術:サイドチェーン活用事例 ③ -ZenCash  

著者: OKWAVE-ICO-NEWS

編集者: OKWAVE-ICO-NEWS

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はじめに

Photo by TokenNews

ZenCashは、サイドチェーン技術を活用するプラットフォームを運営。サイドチェーンの概要や強みなどについて、TokenNewsの取材に応じた。


ZenCashが発行するトークン名はZEN。

バイナンス(Binance)やBittrexなどの仮想通貨交換所で取引されている。


1.サイドチェーン 特徴

2.サイドチェーン活用ポテンシャル(ZenCash)  

3.サイドチェーン応用事例 1

4.サイドチェーン応用事例 2

5.今後の展開

6.ZenCash概要

一般的なサイドチェーンの利用メリット

サイドチェーンを用いる一般的なメリットとしては、フルノードの実行を必ずしも必要としないサービスやアプリケーションにおける必要計算量を軽減したり、メインチェーンに影響を与えることなく、メインチェーン外において様々な「実験」が可能となるといった点などだ。


例えば、スケーラビリティを向上させる際、メインチェーンで行おうとするとプロセスが様々な意味で複雑となる傾向がある。ビットコインプロトコルにおいて、ブロックサイズの増加という点で開発者、コミュニティ内で意見が分裂した結果、ハードフォークによってビットコインキャッシュが誕生したように、メインチェーン上、すなわち「オンチェーン」上におけるプロトコル変更においては、技術的な理由などよる問題発生が避けれれない。


だが、サイドチェーンを用いて各種プロトコルの様々な実装をメインチェーンとリンクさせながら試してみることを通じて、余計なリスクを導入することなくプロジェクト開発を進めることが可能になると期待されている。

ZenCash にとってのサイドチェーン活用メリット

ZenCash におけるサイドチェーンの活用メリットは、大きく分けて2点。

まず、サイドチェーン導入により、Zen ネットワークの非中央集権化が進むという点だ。


Zen ネットワークは「セキュアノード」と呼ばれるノードクラスが基盤となって機能しており、このノードで、ネットワークのセキュリティやプライバシーが強化されている。加えて、ノード状態をモニタリングし、ノードに対する支払いを行うためのシステムが存在。このシステムを通じて、ノードが確実に機能しているかどうかを確認する。確実に機能している場合、ノードに対して適切に支払いが行われるか否かという点に関する管理が行われている。


だが現段階において、この管理システムが世界中に存在する複数のサーバークラスター上で運営されている。非中央集権化および検閲耐性という観点から理想的であるとはいえない。


そこで、サイドチェーンの活用を通じて、Zen ネットワークの基盤であるセキュアノード管理システムを分散化させる。検閲体制に優れたシステムを目指している。

2点目として、サイドチェーン導入によりZenCash を「暗号通貨プロジェクト」から「プラットフォーム」へと移行させる。サイドチェーン上で様々なアプリケーションを構築することが可能となる。


ZenCash は情報交換・共有のためのプライベートでセキュアなプラットフォームの実現を目指している。現時点では通貨 (ZenCash)、メッセージング (ZenChat) 機能の開発が完了。加えてメディア(ZenPub)、検閲回避ためのシステム (ZenHide) の開発が進行中。


だが、このように様々なアプリケーションを追加するなかで、システムとしての複雑性は増加。必要データ量や計算量も膨大なものとなってきている。

サイドチェーンのネットワーク導入を通じて、ZenCashプラットフォーム上における様々なdAppsの開発や実装がより容易となることが期待されている。

サイドチェーンのプラットフォーム活用例

サイドチェーンを用いた多数のアプリケーション(プラットフォーム)がすでに存在している。


ビットコインのブロックチェーンにおける効率的なトランザクションを可能とするLiquid(LQD)。ビットコインのサイドチェーン上におけるスマートコントラクト機能を実現するRootstockなど。


またLisk(LSK)やOmiseGo(OMG)なども含まれる。OmiseGoに関して、Plasmaプロトコル内におけるイーサリアムブロックチェーンの実質的なサイドチェーンとなっている。

サイドチェーンの将来的な応用例

将来的な応用例として、スケーラビリティ問題解決やプラットフォーム化に加えて、トランザクションをメインチェーン外で処理しつつ、機密情報などをオンチェーン上で非公開とすることによるプライバシー機能の向上などが期待される。

サイドチェーン活用のプラットフォーム_今後は

ビットコインブロックチェーンにおけるスケーラビリティを中心とした諸問題が浮き彫りとっている。


ビットコインブロックチェーンを基盤として設計された暗号通貨をはじめとした様々なプロジェクトにおいて、サイドチェーンあるいは広義な意味合いとしてのオフチェーンソリューションの活用が模索される可能性が高まるとみられる。

ZenCash(ZEN)_ プロジェクト概要

ZenCash は、通貨、メッセージング機能を皮切りとし、様々な情報をセキュアかつプライベートに通信できるようにするためのプラットフォーム。


現在、ZenCash はマイニング報酬のうち 3.5% をセキュアノード運営者、8.5% をトレジャリー、残り 88% をマイナーへ分配することで運営されている。だが、大規模なプロトコル変更が2018年7月に計画されている。マイニング報酬のうちセキュアノードに10%、サイドチェーンの基盤を形成する新たなノードクラスであるスーパーノードに 10%、トレジャリーに10%、マイナーに対して 70% が分配される見込み。


「トレジャリー」は、コミュニティプロジェクトおよびチーム運営に際して用いられる資金管理を行う仕組み。Zenエコシステムにおけるガバナンスの役割を担う。必要資金を自ら調達することが可能となっているため、プロジェクト始動や運営にあたりICOやプレマインを実施する必要がない。競争が激しい暗号通貨業界で長期的に価値提供をするために重要である。

https://zencash.com/

まとめ

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