更新日: 2017-10-06 11:20:38

ビットコインの分裂?今後の行方

著者: OKWAVE-ICO-NEWS

編集者: OKWAVE-ICO-NEWS

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はじめに

Photo by TokenNews

2017.07.29

ビットコインスケーラビリティ問題とは何か?

そもそも、なぜビットコイン分裂の危機とまで言われる事態になってしまったのか?その発端となっているのは、ビットコインのシステム上の制約に起因する「スケーラビリティ問題」と呼ばれる問題です。


スケーラビリティ問題とは、ビットコインでは一つのブロックに記録できる取引が1MBまでと定められています。1MBを超える取引が実行されると、全ての取引をブロックに記録することができない問題が、つまり「スケーラビリティ問題」と呼ばれている問題です。。これにより、”トランザクションの遅延”や”手数料の上昇”が生じてしまい、ビットコインの取引量が拡大するにつれて問題化してきていました。


これに対し、BIP(Bitcoin Improvement Proposals)といった形で数々の提案がなされてきました。

コア開発者によるSegwit(BIP141)の提案

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Segwit(BIP141) – Suggested by Core Developers

ビットコインの「スケーラビリティ問題」に対応するためには「フォーク」と呼ばれるアップデートを行って、増大するトランザクションに対応できるシステムへと仕様変更を行う必要がありました。


ビットコインの基盤となっているBitcoin Coreの開発を担う「コア開発者」は2016年10月、「スケーラビリティ問題」への対応策として「Segwit(セグウィット)」と呼ばれる”ソフトフォーク”を発表しました。


「Segwit」とはトランザクションデータの圧縮やオフチェーン取引機能「Lightening Network」の実装を通じて、ブロックに入るトランザクションの数を実質的に拡張します。。


BIP141では「マイナーの95%の承認によって有効化される」とされていましたが、、マイナーからの支持を得られず、長らくアクティベートに至りませんでした。


マイナーからすれば、「Segwit」によってオフチェーン取引が増加すれば、マイニング報酬が減少してしまうので、利害が一致せず、「Segwit」不支持のマイナーが一定の割合を占める状況がしばらく続いていました。

度重なる分裂の危機を経て

①コミュニティの分裂-Bitcoin Unlimitedの誕生


ビットコインの「スケーラビリティ問題」は、Segwitが開発されるまで実に約3年もの間、コア開発者内部で議論の注目を集めていました。


先日、Bitcoin RoundtableやSatoshi Roundtabeなどの非公開会合における合意が何度か開催され、ビットコインに関する意思決定が不透明化していた側面がありました。


このような経緯を経てコミュニティの分裂が顕著になった結果、Segwitに対抗する形で2016年1月に発表されたのが「Bitcoin Unlimited(BU)」です。


Bitcoin Unlimitedではブロックサイズの上限を撤廃するハードフォークを主張し、最大手マイニングプールのAntpoolなどが支持を表明していました。


Segwit不支持派のマイナーの多くがBitcoin Unlimitedを支持し、Bitcoin Core派とBitcoin Unlimited派として対立を深めていました。


ビットコインからBitcoin Unlimitedが分裂することは双方にとってデメリットが大きく、コミュニティ内でも当初よりビットコイン分裂の危機として議論を呼んでいました。


しかし2017年の3月18日には大手取引所19社が共同で「Bitcoin
Unlimitedのハードフォークが実行された場合、ビットコイン(BTC)とは別の通貨(BTU)として扱う」との声明を発表したこともあり、Bitcoin
Unlimitedを採用するインセンティブは次第に薄れていきました。


②Segwit有効化を巡る対立-UASF&UAHF


BIP141に基づくSegWit実装が遅れ、、Bitcoin Unlimitedのハードフォークのリスクが迫るなかで、Segwit採用を促すべく「UASF」が2017年3月12日に提案されました。


UASFは「User-Activated Soft Fork」の略称で、2017年8月1日になったらマイナーの95%の支持を得ていなくともSegwitのソフトフォークを強制的に実行するものです。


BIP148では8月1日以降、Segwitを有効化していないブロックは承認されなくなるため、8月1日までにSegwitが有効化されない場合チェーンの意図しない分岐を生んでしまう可能性があり、さらにはユーザー主導のUASFが支持を集める中、大手マイニングプールの一つのBitmain社がUAHF(User-Activated
Hard Fork)を発表しました。


ユーザー主導によるSegwitの有効化に対抗すべく、先述のBitcoin Unlimitedクライアントを用いてマイニングを行い、意図的にハードフォークを起こしてビットコインの分裂を図るというものです。


こうして、Segwitの有効化を巡る動きも次第に混沌を極め、ビットコインそのものが意図せず分裂してしまう可能性をもはらんでいました。

Segwit2X(BIP91)提案による分裂回避

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2017年5月23日には、DCG(Degital Currency Group)からBIP91に基づく「SegWit2X」の提案がありました。

これはSegwitの有効化に必要なマイナーの承認を95%から80%に引き下げたうえで、ビットコインのブロックサイズを1MBから2MBへ引き上げるハードフォークを6カ月後に実行するというものです。この提案ではSegwitの導入へのハードルを下げるだけでなく従来のBitcoin
Unlimited派の主張するブロックサイズ拡張のハードフォークをも織り込んでいるため、広く支持を集めました。


これに対し、2017年5月25日時点で、世界22か国より大手マイニングプールや取引所を含む58社が合意を示しています。BIP91は7月21日にロックインされ、2017年7月23日には正式に有効化されました。今回の提案に合意している22か国58社はビットコイン全体の取引量のうち約八割を占めており、6カ月後にSegWit2Xのハードフォークが実行される可能性も高いと考えられます。一方でコア開発者はSegWit2Xへの反対を表明しており、今後ビットコインのさらなる分裂の可能性も危惧されます。

ユーザーはどのように対応すべきなのか?(日本では)

bitFlyer※では、7月31日から8月1日まで、その他の主な取引所では7月23日から8月1日まで、ビットコインのオンチェーン取引(円⇔BTC)を停止すると発表しています。


これは、ハードフォークにあたって「リプレイアタック」が発生するリスクがあるためです。


リプレイアタックとは、ハードフォークが起こった直後に、片方のコインの送金処理を行うと二つのコインが同時に送られてしまうというものです。仮にチェーンの分岐が発生すれば、分岐した二つのコインを別々に送金・受信できるようにソフトウェア側が対応する必要があります。


送金先が二つのコインを識別できない場合、送ったコインが引き出せなくなって実質消滅する可能性もある為、取引所による取引処理停止はそのリスクを考慮してのことであると言えます。ハードフォークや意図しない分岐のリスクはSegwit2Xの有効化によって大幅に下がったとはいえ、8月1日前後はビットコインの送金は控えておいた方が安全でしょう。


bitFlyer※=日本の大手仮想通貨取引サイト (https://bitflyer.jp/ja/)


<参考>Bitcoin Cashとは?


中国の大手マイニングプールのViaBTCが主導している「Bitcoin Cash(BCC)」は、現在のビットコインからハードフォークによって新たなビットコインを作るプロジェクトです。ブロックサイズを8MBに引き上げるハードフォークを2017年8月1日21時20分に実行する計画であり、これが実現されればビットコインとは別にBitcoinCashという異なる新たな暗号通貨が誕生することになります。


こちらは分裂というよりは新しいアルトコインの誕生と言ってよく、ハードフォークに伴い既存のビットコイン事態にもたらす影響もそこまで大きくはないとされています。



出典:TokenNews

https://www.tokennews-hk.com/




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