更新日: 2017-08-10 14:22:03

打ち上げ花火の撮影にチャレンジしてみよう!

著者: Camera_Support

編集者: Camera_Support

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はじめに

Photo by Camera_Support

夏の風物詩の花火大会。一瞬で夜空に消えてしまう花火も、カメラを使えば綺麗に残しておくことができます。今年の夏は一度撮影にチャレンジしてみませんか?

花火を撮る準備をする

打ち上げ花火をきれいに撮影するには、長時間シャッターを開けておく必要があるため、三脚でカメラを固定して撮影します。また、花火の開花に合わせてシャッターを切るタイミングを調整するため、できればリモートコマンダーも用意しましょう。


花火の撮影は機材だけでなく、撮影場所も重要です。できればメインの観賞会場で撮影をしましょう。解説のアナウンスを聞くことができるので撮影がしやすくなりますし、花火大会の雰囲気そのものも楽しむことができます。ただし、メイン会場で撮影する際は、周りの人の邪魔にならないように注意が必要です。三脚が高すぎる場合は脚をなるべく伸ばさずに低くして構えると、後ろの人の邪魔にもなりにくいですし、振動や風によるブレも抑えやすくなります。また、三脚の使用そのものが禁止されている場合もあるので、事前によく確認しておきましょう。


当日は明るいうちに会場に行き、機材のセッティングをしておきましょう。また、街灯や電線など、カメラに写り込むものがないかのチェックも大切です。


また、使用するレンズは打ち上げ地点までの距離や撮りたい写真のイメージにもよりますが、初めはレンズキットに付属している標準ズームレンズで撮影してみましょう。広角(焦点距離が短い側)でダイナミックな写真【1】と、望遠(焦点距離が長い側)で迫力のある写真【2】と両方を撮ることができます。


【1】焦点距離:20mm

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【2】焦点距離:70mm

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遠い位置から望遠側で撮影

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カメラの設定をする

機材の準備できたら、次にカメラの設定をしましょう。

カメラの撮影モードをMモードに設定し、ISO感度絞りシャッター速度、の3つをそれぞれ設定します。


1.ISO感度

花火自体はとても明るい被写体なので、基本的にはISO100で固定して撮影をします。花火の明るさは絞りで調整しましょう。


2.絞り(F値)
適正なF値は花火の種類によって異なりますが、F13を目安に撮影をすると多くの花火を適正露出で撮影することができます。もし撮影した花火の軌跡を確認して、暗すぎる、または明るすぎると感じる場合はF10~18程度を基準にしても構いません。

花火の種類が変わるごとにF値を微調整するのが理想的ですが、撮影に慣れるまではF値は固定しておき、シャッターのタイミングに集中することをお勧めします。

3.シャッター速度
花火を印象的に写すには、シャッターを開いているタイミングが最も重要です。シャッター速度は、シャッターの開閉タイミングを自由に調整できる [BULB]に設定をしましょう。


打ち上げ音がしたらシャッターを開き、開花した花火が消えるまでシャッターを開いておくと、【1】の写真のように花火の軌跡をきれいに捉えることができます。シャッター速度が短すぎると【2】の写真のように花火が点で写ってしまいます。また、リモートコマンダーでシャッターを切るにはカメラ本体での設定も必要なため、事前に設定方法を確認しておきましょう。設定方法はお使いの機種によって異なります。詳しくは取扱説明書またはハンドブックをご覧ください。

リモートコマンダーが無い場合でも[BULB]でシャッターを切ることができますが、シャッターボタンを押した振動で画像がブレやすくなるため注意が必要です。

どちらの場合でも、長秒時ノイズリダクションと手ブレ補正はOFFに設定しておきましょう。

【1】シャッター速度:4秒

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【2】シャッター速度:1/100秒

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また、一度のシャッターで複数の花火を入れるとより華やかな一枚になるのですが、同じ位置に打ち上げられた場合は、露出オーバーで白くとんでしまうため注意しましょう。


同じ位置に複数打ち上げられた場合

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いざ、本番撮影へ

機材の準備とカメラの設定が完了したらいよいよ本番の撮影です。

まずは花火にピントを合わせましょう。ピントは実際に打ち上げられた花火にマニュアルフォーカス(MF)で合わせます。最初の花火だけでピントを合わせるのは難しいので、最初の数発はピント合わせに使い、中盤や後半のフィナーレに備えましょう。より厳密にピントを合わせたい場合は、MFアシストやピント拡大機能を合わせて使うと便利です。


また、MFに慣れていない場合は、オートフォーカス(AF)で打ち上げられたは花火にピントを合わせ、その後すぐにMFに切り替える方法もあります。どちらの場合でも、撮った画像を再生画面から拡大し、ピントが合っているかどうかを確認しましょう。


一度花火にピントを合わせることができれば、後はそのままのピント位置で撮影できますが、構図を変えたりズームをするとピント位置が変わってしまうこともあるため、その際はもう一度、撮影画像のピントを確認することをお勧めします。

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再生画面から花火部分を拡大

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花火を見たままの鮮やかな色で撮影するには、ホワイトバランスも重要です。基本的にはオートホワイトバランス(AWB)でも綺麗な色で写すことができますが、水色、ピンク色、レモン色といった中間色の花火は[電球]に、和火花火のような日本伝統のオレンジ色が強い花火では、[太陽光]に設定すると見たままの印象に近い色で写すことができます。

また、より色鮮やかに残したい場合はクリエイティブスタイルのオプションから、彩度を+方向に調節するとより一層鮮やかな写真となります。


ホワイトバランス[AWB]

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ホワイトバランス[電球]

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彩度を+方向に調整

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ホワイトバランスや彩度の設定をしたにも関わらず、色が薄い・白っぽいと感じるときは、露出がオーバーになっている可能性もあります。その場合は、絞りをもう少し絞って再撮影してみましょう。


撮影に余裕があれば、花火に合わせた構図にもチャレンジしてみましょう。


最適な構図は使用するレンズや撮影場所、撮りたいイメージにもよりますが、単発の花火をひとつずつ撮る場合は縦位置で、クライマックスのワイドスターマインやミュージックスターマインであれば横位置で撮影すると、花火を画面全体に入れて写すことができます。もちろん単発でも風景や雰囲気を一緒に写したい場合は、横位置で撮るのもよいでしょう。


縦位置で撮影

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スターマインを横位置で撮影

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リモートコマンダーを使う

花火のような[BULB]を使った撮影では、リモートコマンダーが必須となります。リモートコマンダーと[BULB]を併用することで、写す花火の軌跡や数を自由に調整することができます。さらにカメラを見ずに片手でシャッターが切られるため、カメラに気を取られずに花火観賞そのものに集中することができます。


また、リモートコマンダーを使うことでシャッターを押し込んだ際の振動によるブレ軽減や、30秒以上の長時間露光ができるようになるため、夜景や星空など三脚を使った撮影の際にも便利です。

(*)使用できるリモートコマンダーは機種により異なります。ご購入の際は、リモートコマンダーの対応機種をよく確認してからお買い求めください。

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花火の撮影におすすめのレンズ

混雑時など、一度設置した場所から移動するのが難しいことが多いので、ズームレンズがおすすめです。50mm前後の標準領域をカバーするズームレンズが一本あればよいでしょう。風景やスナップ、ポートレートなどの幅広いシーンでも活躍します。



SEL1670Z

Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS

▶ソニーストアで見る

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焦点距離:70mm / F値:4.0 / シャッター速度:1/500秒

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広角領域の24mmから望遠105mm相当(35mm判換算)までをカバーするEマウント専用の標準ズームレンズです。単発の花火をひとつずつ撮ったり、クライマックスのワイドスターマインやミュージックスターマインを画面全体に入れて写したり、一本のレンズでさまざまな雰囲気の写真が撮れます。高い描写性能を維持したまま、コンパクト化を実現。約308gと軽量で持ち歩きやすく、風景やスナップ、ポートレートなどの幅広いシーンでも活躍します。



SEL2470GM
FE 24-70mm F2.8 GM

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焦点距離:42mm / F値:11.0 / シャッター速度:1/1.6秒

▶ソニーストアで見る

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ズーム全域でF2.8の明るさを実現する大口径標準ズームレンズ。ズーム全域で中心から周辺まで高い解像性能を実現し、被写体を細部に至るまで精密に描写します。また、フォーカス停止位置精度に優れた「ダイレクトドライブSSM(DDSSM)」の採用と制御の最適化により、静止画・動画を問わず精緻なピント合わせを実現。使用頻度の高い24mmから70mmまでをカバーしているため、スナップ、ポートレート、風景撮影など幅広いシーンで活躍します。




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焦点距離:10mm / F値:11.0 / シャッター速度:2.5秒

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広角24mmから望遠157.5mm相当(35mm判換算)までをカバーする、APS-Cフォーマットの標準ズームレンズです。夜空いっぱいに広がる色とりどりの花火と風景をひとつの画面に収めたり、花火のアップを撮ったり、一本のレンズで花火のさまざまな表情を撮ることができます。ズーム比6.6倍の高倍率でありながら、約470gと小型軽量化を達成しています。

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