更新日: 2017-07-24 14:28:59

雨の日の撮影を楽しむ 紫陽花をきれいに写す

著者: Camera_Support

編集者: Camera_Support

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はじめに

Photo by Camera_Support

紫陽花は別名七変化と呼ばれるほど多彩な色彩を持っています。種類も豊富な色とりどりの紫陽花を撮影してみませんか。


撮影の際はAモードに設定しましょう。風景全体や広い範囲を写すときは絞りを絞って全体にピントを合わせ、花をクローズアップして写す場合は絞りを開いて撮ると、背景がぼけて印象的に仕上がります。

雨の日の撮影で注意したいこと

特別な場所に行かなくても、雨に光る路面と紫陽花だけで、いつもの散歩道も違った景色にみえてきます。少しの雨なら傘を差してでかけてみましょう。


とはいえ、カメラは精密機械なので、水に濡れないよう注意が必要です。今は降っていなくても突然の雨に備えておくと安心です。雨の日の注意点をまとめました。


機種(ボディ、レンズ)によっては防じん・防滴性に配慮して設計されていますが、防水性能は備えていません。付着した水滴は、乾いたタオルなどでふくようにしましょう。

また、レンズ表面についた水滴には、なるべくレンズ専用のクリーニングシートを使用してください。


市販のカメラ用レインカバーやビニールなどを雨よけとして利用すると便利です。


メモリーカードやバッテリーも防水構造ではないため、交換する場合は雨に濡れない場所でおこないましょう。

ご参考:バッテリーについての安全上のご注意

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明るさをコントロールしよう

梅雨はくもりや雨の日が多いですが、撮影に向いていないわけではありません。くもりの日はやわらかな光が均一に回り、しっとりとした印象の写真が撮れます。


Aモードでは、F値を決めるとカメラが自動で適正と思われる明るさを割り出してくれますが、光の方向や天候、被写体など、状況によってはイメージどおりにならない場合があります。

そんなときは露出補正をするとよいでしょう。カメラの背面液晶やファインダーを見ながら調整し、何枚かシャッターを切りながら表現したいイメージに近づけていきましょう。


【1】露出補正:0

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【2】露出補正:+1.3

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上の【1】がカメラの自動露出により撮影した写真です。自動露出では白い被写体は暗めに判断されることがあり、白い花がグレーっぽい色で写っています。プラスに露出補正をして撮った【2】の写真のほうが明るく、見た目に近い印象で撮れています。


【3】露出補正なし F値:6.3 / シャッター速度:1/200秒

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こちらはやや暗めに写りましたが、露出補正はしていません。紫陽花のしっとりとした雰囲気を出したかったのであえてそのままの露出で仕上げました。正解はありませんので、露出を変えて何枚か撮影し、表現したいイメージに合った、好みの色をみつけましょう。

思ったところにピントが合わない場合は

紫陽花は雨に濡れると一層色鮮やかに輝きを増し、花や葉についた水滴も美しいものです。


紫陽花のように細かいパターンが連続していたり、花や葉に水滴がたくさん並んでいる場合など、オートフォーカスでは思ったところにピントが合わないことがあります。マニュアルフォーカスでピントを合わせるのもよいですが、初心者のかたにはダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)がおすすめです。ダイレクトマニュアルフォーカスは、オートフォーカスでピントを合わせたあと、シャッターボタンを半押ししたままフォーカスリングを少しずつ回してピントを微調節できるので、好きな位置にピントを合わせることができます。


F値: 6.3 / シャッター速度:1/400秒

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上の例では右の花の2枚の花びらにきれいな丸い水滴がいくつかついていたので、どちらの花びらの水滴もきれいにみえるように絞りを設定し、ほかの部分をぼかして全体をふんわりとした雰囲気に仕上げました。花の中心部にピントを合わせたり、ひとつぶの水滴にピントを合わせたり、いろんな撮りかたを試してみましょう。

ぼけを効果的に使い主役を引き立てる

きれいなぼけは、主役を際立たせる効果があります。また、ふんわりとしたイメージ作りもできるので、花の撮影ではぜひ覚えたいテクニックです。

何を伝えたいか、どんなイメージにしたいかなどを考えながら、ピントを合わせる場所、背景、カメラの角度や位置、被写体との距離を変えて、ぼけの要素を参考にいろんなパターンで撮ってみましょう。


どこにピントを合わせるか

【1】F値: 4.0 / シャッター速度:1/160秒

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【2】F値: 4.0 / シャッター速度:1/160秒

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【1】は手前の花にピントを合わせ、背景をぼかしました。【2】は奥の花にピントを合わせ、前後をぼかしています。同じ場所で同じ花を撮っても、どこにピントを合わせるかで、印象が違う写真になります。どちらも雨に濡れた花がきらきら光り、雨の日ならではの1枚に仕上がっています。


背景に何を選ぶか

【1】F値: 3.5 / シャッター速度:1/500秒

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【2】F値: 3.5 / シャッター速度:1/400秒

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これは2枚とも室内のやわらかい自然光の中、鉢植えの紫陽花を撮影しています。


【1】は2つの飾り花をメインに、背景に花の中心部の小花が密集した場所を選び大きくぼかしたので、同系色でまとまり花畑のようなイメージになっています。【2】は葉やほかの飾り花を前後に入れてぼかし、花と花の間に光の空間があるので、浮遊感を感じさせる写真になりました。

マクロレンズを使ってみよう

雨の日は身軽に出かけたいもの。特別な場合を除き、レンズ交換をしないですむように、レンズを一本に決めて出かけましょう。このページで紹介した紫陽花の作例はすべて、下記で紹介しているマクロレンズ「SEL30M35」で撮影しています。マクロレンズはそれ一本で多彩な表現がで楽しめるので、雨の日の撮影におすすめです。クローズアップだけでなく、広い範囲を写してもきれいに撮れますよ。

F値:5.0 / シャッター速度:1/250秒

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上の例ではガクアジサイの中心部、密集している小さい花にピントを合わせ、周りの飾り花をふんわりぼかして幻想的な雰囲気に仕上げました。


F値: 4.5 / シャッター速度:1/200秒

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花の中にモミジの種が落ちていました。カタツムリなどを探しても面白いですね。手前の花にピントを合わせて背景をぼかし、構図を工夫して画面に奥行きをだしました。

レンズの紹介

花や小物を撮っていると、もっと近づいて大きく細部まで写したいと思うことがあるかもしれません。しかし、レンズには最短撮影距離があり、被写体に近づける距離には限界があります。そんなシーンに特化したレンズが『マクロレンズ』です。被写体にギリギリまで近づくことができ、クローズアップされた写真を撮ることが出来ます。

SEL90M28G(FE 90mm F2.8 Macro G OSS)

焦点距離:30mm / F値:3.5 / シャッター速度:1/400秒

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光学式手ブレ補正機能の搭載により、手持ちで高精度な等倍撮影ができるEマウントレンズ初の中望遠マクロレンズです。球面収差などの諸収差をバランスよく補正し、Gレンズならではの柔らかく美しいぼけ味を実現しています。

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SEL30M35(E 30mm F3.5 Macro)

焦点距離:30mm / F値:3.5 / シャッター速度:1/400秒

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約138gと軽く、手軽に持ち歩けるEマウント専用の等倍マクロレンズ。最短撮影距離約9.5cmまで被写体に近づけるので、花や小物などの近接撮影はもちろん、テーブルにある料理も座ったままで撮影できておすすめです。

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SAL100M28(100mm F2.8 Macro)

焦点距離:100mm / F値:2.8 / シャッター速度:1/400秒

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花や昆虫などのクローズアップ撮影に適したAマウントの望遠マクロレンズです。ワーキングディスタンスが長くとれるので、近づきにくい被写体でも画面構成しやすいのが特長です。ダブルフローティング方式による高画質と、9枚羽根円形絞りのやわらかなボケ味も魅力です。

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