更新日: 2018-03-06 15:52:46

引越し料金の内訳を詳しく知りたい!

著者: hirosun3695

編集者: OKWAVE専門家Q&A(公式)

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はじめに

引越しの際に複数社に見積もりを取ってもらい、一番安いところ、サービスが良さそうなところ、などなどを検討してどこにお願いするかを決める・・・これが引越し準備における王道かと思います。
このやり方をうまく出来れば、最初の見積もり額の半分の値段になる事もしばしばあります。
ただ、「なんでこんなに安くなったの?!」と不可解に思う方も多くいると思います。
「引越し料金はあって無い様なもの」という言葉もよく耳にしますが、では一体 引越し料金とはどの様な内訳でどの様に計算されて、どこの部分が値引きされているのでしょうか?

引越し料金の内訳を理解できれば自分で引越し料金の大体の相場も計算できますし、噂では耳にする「引越しモニター料金」にも辿り着けるかもしれません!
引越し料金は国によって基準は定められてはいるのですが法の規制がある訳ではないので、各業者が「国によって定められている基準」を基に自由に設定しているのが通常です。
そして、この「国によって定められている基準」ギリギリの、利益度外視・必要最低限の料金で引越し出来るのが「引越しモニター料金」です。

知っておけば見積もり時の値段交渉にも役立ちますし、無知ゆえにぼったくられてしまう心配もなくなる引越し料金の仕組み・・・少し難しいかもしれませんが一緒に検証してみましょう!

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STEP1 見積書の検証

まずは、見積書には何が書かれているのか・・・?
いくつかの業者さんの標準引越見積書を比較してみたところ、運賃と実費と付帯サービス料の3つが必ず料金合計の内訳として明記されていました。
それぞれを詳しく分析してみますね。
情報元サイト:引越し費用の内容はどうなってるの?【引越し料金LAB】

運賃

運賃とは、「基本運賃」「割増運賃」「車両留置料」の3種類で構成されており、国土交通省によって定められた基準に基づいて計算されています。

1)基本運賃
基本的な運賃は、車両のサイズ・移動距離・作業時間によって基準が定められており、時間制と距離制の2つの運賃率が使い分けられています。
近距離の引越し(100キロメートル以内の引越し)の場合は、4時間制・8時間制と引越しに掛かる時間によって料金が設定されている「時間制」が適用され、8時間を超える場合は1時間ごとに超過料金が加算されます。

遠距離の引越し(100キロメートルを超える引越し)の場合は、移動距離に応じて料金が決まる「距離制」が適用され、通常引越し先までの最短距離で決まりますが、利用者さんが経路を決めることも出来ます。
ちなみに「国土交通省が定める引越し作業」とは、業者が積地(引越し前の場所)に到着してから、業者が帰庫するまでとされてます。

このどちらかの運賃率と車両(トラック)のサイズによって基本料金は算出されていて、「時間制・距離制運賃率表(課税者事業用、〇〇運輸局)」というものが各都道府県にあり、これを基準にして各業者が独自の運賃表を作成するのですが・・・基準はあくまでも基準なのです。

国土交通省によれば、その「時間制・距離制運賃率表(課税者事業用、〇〇運輸局)」に定められている料金の上下10%の範囲内で各引越し業者が独自の運賃表を作成して良いとされていますので、10%下の設定で運賃表を作成している業者と10%上で運賃表を作成している業者とでは、運賃に20%もの差が出ているという事になります。

更に多くの業者は、時間制の運賃率は使用せず距離制の運賃率を基に自社の運賃表を作成しており、当然のごとく10%上で運賃表を作成→運輸局に届け出し、見積もりの交渉時に最低限まで下げられるようにしているという訳です。

2)割増運賃
ある条件下では料金を割増しして良いと国が許可している料金があり、これが割増運賃と呼ばれています。
具体的には、休日割増し・深夜早朝割増し(22時~5時)・冬季割増しの3つで、それぞれが2割~3割増しとなっています。
冬季割増しとは、雪深い時期や地域への引越しに対して許可されている割増料金の事です。

この「割増運賃」も基準はあくまでも基準なので、実際にはこの「国が許可している割増し料金」を基にする形で、平日や仏滅の値引き・午後便の値引き・引越し繁忙期(3~4月)の割増しなどが引越し業者により設定されています。

3)車両留置料
これは滅多に発生しないのですが、引越し作業をせずにトラックを留め置く場合に発生する料金の事です。
つまり、利用者側の段取りミスや何らかの事情で荷物の搬入が出来なくて、何もしないで待っている時間に対して発生する料金の事です。
これも国土交通省の基準で定められていますが猶予時間も設けられており、6トン車以下だと120分・6トン以上だと150分までは料金は発生しない事となっています。

車両留置料は距離制運賃にのみ適用されるものですが、先に述べたように多くの業者は距離制のみを取り入れていますので、うっかり段取りミスなどしないよう気を付けて下さい。
引越し先の車両の乗り入れに時間指定がある場合などは、うっかり11時と13時(1時)を伝え間違ってしまうと余計な出費が発生しますよ。

この様に運賃の内訳は複雑なのですが、これらが一括りで表示されている見積書がほとんどでした。

・実費

実費とは、「人件費」「資材費」「道路料金」などの事です。
これら実費は国土交通省の基準には明記されていないので、どれだけでも高くする事が可能ですし、逆に安くする事も可能な領域です。

1)人件費
人件費は、荷造り・荷解きや荷物の積み込み・積み下ろしなどをしてもらう作業員の数で決まります。
そして実費の90%は人件費です。
引越し業者の平均をとると、1人1万4000円~1万5000円くらいでした。
アルバイトだと約1万円、社員だと約2万円といったところです。
作業員の数は、単身引越し1DK~2DKだと2~3人必要で人件費は3万円~4万5000円、家族引越し3DK~4LDKだと3~5人必要で人件費は4万5000円~7万5000円といった感じになります。

人件費もまた割高な設定にしておいて、そこからいくらでも値引きできるような形を多くの業者さんが取っている様です。
また、人件費の内訳として梱包・開梱作業は別枠で設けている場合がほとんどで、運搬する人と梱包する人が同じ場合でも人件費は別々に発生します。

例えば、人件費が一人当たり15,000円で梱包作業に3名と記載されていて内1名が梱包しながら運搬もしていた場合、無条件で45,000円という金額が見積書には記載されます。
なので、ここも引越しの合計料金からの値引き幅として有効活用されますので、見落とさないようにしましょう!
作業員の人数は引越し当日の作業終了時間に直接関係してきますので、引越し料金が同額なら迷わず作業員の人数が多い引越し業者を選択すべきです。
値引き活用の幅も広い領域なので絶対にチェックしてください!

2)資材費
ダンボールやガムテープなどの荷造りに必要な備品に掛かる費用の事です。
平均的には以下の様になっています。

3)道路料金
遠距離引越しなどで高速道路を利用した場合に発生する料金です。
100km以上の移動であれば、必ず発生します。

・付帯サービス料
運賃・実費(人件費)とややこしい話が続きましたが、「付帯サービス料」は至ってシンプルです。
いわゆるオプションの事で、各家庭や引越しのケースによって必要な場合とそうでない場合があります。

  • エアコンの取り外し・取り付け
  • ピアノの搬送
  • テレビアンテナ取り付け
  • ハウスクリーニング
  • 不用品引取り
  • 荷物の保管サービス

この領域には各業者あまり料金差はありませんが、見積もりの際に「モニター料金」を引き出せたら真っ先にカットしてもらえる領域です。

STEP2 引越し料金相場の計算の仕方

さて、運賃と人件費と付帯サービス料の基本がちょっと解かってきたところで、実際に引越し業者が作成している「運賃表」とはどの様な仕組みとなっていて、どの様に計算されるのかを検証してみました。

引越し業者の見積書の運賃欄には「車両」と表示されている場合が多く、トラックの金額の中に運転手の人件費が含まれていました。
その場合は「運送請負運賃」という括りとなる様で、「運転手込みのトラックのサイズと台数」で運賃が決定されていました。
同一市内など移動距離が50Km圏内の引越しに関しての相場は、以下の様になっていました。

2トン標準トラック・・・40,000円/1台
2トンロングワイドトラック(3トン)・・・60,000円/1台
4トントラック・・・80,000円/1台

ざっくり計算すると、運転手込みで1トンあたり2万円となり、これがいわゆる相場の計算の基となる様です。
これを引越し業界では「トン2」と言うそうです。

トン2・・・通常期の引越し相場の掛け率
4トントラック1台で引越した場合:4(トン)×1(台)×2(20,000円)で80,000円が相場となります。

トン1・・・閑散期(1・2・6・11月や午後便)の引越し相場の掛け率
4トントラック1台で引越した場合:4(トン)×1(台)×1(10,000円)で40,000円が相場となります。
通常期相場の4~5割引き、半額まで下がる仕組みとなっています。

トン3・・・繁忙期(3・4月)の引越し相場の掛け率
4トントラック1台で引越した場合:4(トン)×1(台)×3(30,000円)で120,000円が相場となります。
通常期相場の1.5倍です。3/20~4/5のいわゆる超繁忙期には2倍となる事もあります。

この様に、運転手の人件費は「運賃」に組み込まれている場合がほとんどでしたので、「実費」の欄の人件費は運転手を除いた分となっている場合が多かったです。

STEP3 引越し料金値引きの仕組み

では、実際に引越し業者が使用してしているやり方で、どの様な仕組みで値引きが行われていくのか、実例を見ながら一緒に検証してみましょう!

「驚愕の割引!夫婦二人・近場への引越し・・・7万円が最終的に1万4千円になるなんて・・・」

<引越し条件>
  • 夫婦二人、アパート2DKからマンション2LDKへの引越し。
  • 10月の平日、午後便(時間フリー)での引越し。
  • 同一県内で隣の市への引越し。移動距離は20Km。
  • 2トン標準トラック1台、作業員はドライバーを含めて2名。
  • エアコン移設工事なし。家具家電等の処分品なし。

以上の条件で見積もりを4社に依頼。
最初の見積もりS社に「相場は7万円」と言われるも、渋っていると言葉巧みな営業が始まり、最終的に「2万4千円」までプライスダウン!
2社目・3社目・・・S社の2万4千円を下まわらなかったのでお断り。
4番目に訪れたA社・・・「1万9千円」を提示!
それをS社に伝えると「1万4千円」にしますのでA社を断るようにと懇願されたので、ここでS社と契約。

以上が値引きの流れです。
検証のポイントは、7万→2万4千→1万9千→1万4千のそれぞれはどこが値引かれたか?・・です。

最初の「相場7万円」発言・・・先ずは通常期なのでトン2で計算してみましょう。
2(トン)×1(台)×2(20,000円)+作業員1名(15,000円)=55,000円
あれ?おかしいですね・・・7万円より安い相場が弾き出されました。
まさか・・・トン3で見積もりましたか?要検証です!
2(トン)×1(台)×3(30,000円)+作業員1名(15,000円)=75,000円
姉さん、事件です!繁忙期でもないのに完全にトン3で見積もられています!
これはいわゆる「はったり」という奴で、営業マンさんが必ず最初に提示してくる金額です。

ここで1度目の値引き・・・いきなり2万4千円へのプライスダウン!
通常期の平日、午後(時間フリー)での引越しなので、ここはやはりトン1で計算するのが業界としては常識的かと思われますね。
2(トン)×1(台)×1(10,000円)+作業員1名(15,000円)=25,000円
おー!ちゃんと相場を提示していますね。感心、感心。
この価格が相場です。

しかし4社目のA社はこの相場から1万9千円へのプライスダウン!
2万を切ったというお得感は半端ないっす。
ここから2度目の値引き合戦が始まります。
では、どこを削ったのでしょうか?
人件費には平日と休日で少し差があり、平日の人件費の平均は10,000円となっていますので、人件費を平日価格にして計算してみましょう。
2(トン)×1(台)×1(10,000円)+作業員1名(10,000円)=20,000円という計算が成り立ちます。
A社はこのようにして2度目の値引きをしています。

これを聞いて慌てたS社・・・やはりこちらも人件費を削り1万4千円の提示となったのですが、そんなに削ってしまって採算は取れるのでしょうか?
と、実はここで内緒話なのですが、作業員の人件費については引越し業界の「慣例」により、午前中のお客様に負担願っているそうです。
故に、午後便の作業員の人件費は、削ってしまっても大きな問題にはならないらしいのです・・・驚きですね。
では、その引越し業界の慣例に乗っ取って、午後便という事で作業員の人件費を半額にしてみましょう。
2(トン)×1(台)×1(10,000円)+作業員1名(5,000円)=15,000円という計算が成り立ちます。

さすがに利益率を考えると、ここが最安値と判断して構わないかと思います。
謎の値引きを分析してみると、この様になっていました。
ご自身の値引き交渉の参考にしてみて下さい!

しかし最安値を引き出したこの奥様には感服です。
「あっぱれ!」としか言いようがありません。
普通は、相場の2万4千円に落ち着くところなのですが、何故 奥様はそれ以下まで下げて貰えたのでしょうか?
どの様な奥の手を使ったのでしょうか?

ここで気になるのが、業界に燦然と君臨している「モニター料金」なるものです。
エステ業界・通販業界・食品業界・・・どの業界にも存在するものですが中々その全貌を現さない幻の一品です。
では、引越し業界における「モニター料金」にお目に掛かるには、どの様にすれば良いのか・・・。
奥様の証言と現役引越し屋さんの証言をもとに検証してみました。

STEP4 モニター料金の引き出し方

引越し料金の値引きは2段階に分かれます。
1度めの値引きは引越し業者が独自の料金票から算出した引越し料金から行われます。
なので、1度目の値引きにはほとんど意味がないです。
元々引越し料金が高くなる設定の料金表から算出された料金を、市場の適正価格=相場に近づけるためだけの値引きです。
昔はこの値引きだけでしたが、インターネットの普及に伴い色んな情報が入手できるようになった昨今では、もう一段階の値引きがあります。

2度目の値引きは他社の見積もりが出てからです。
見積もりに来る営業マンは契約が取れなかった際には「他の引越し会社の料金が出たら教えてください。」と言って帰りますので、ここから2度目の値引きが始まります。
ほとんどの引越し業者は他の引越し業者が出してきた引越し料金を下回る料金を提示してきます。
1度目の値引きで出た引越し料金には、まだある程度の値引き幅があったのだという事は検証済みですよね。
そして、値引き合戦はここから勝手に始まるのです。
こちらが嘘偽りなく各引越し業者の見積もり料金を、見積もりに参加した引越し業者に伝えるだけで、引越し業者は勝手に値引き合戦を始めます。
それは引越し業者が今まで作ってきたシステムであり、価格競争は起こるべくして起こりますので、心配無用です。
そしてこの引越し料金の値引き合戦は、ある程度のところで止まります。
それが適正な引越し料金であり、最安値となる訳です。
しかしもう一声欲しい・・・!と思われるならば、いわゆる「モニター料金」の引き出しにチャレンジしてみませんか?

引越し業者の営業マンは見積もりの時に、お客さんの「人となり」も見ているそうです。
営業マンは、今後引越しを紹介してくれそうなお客さんをいつも探していて、「引越しのモニター価格」もちゃんと用意して訪問見積もりに向かうそうです。
モニターになりえるお客さんの条件は様々ですが、明るく親切で人付き合いの良さそうな人が適任だと判断されます。
明るく人付き合いの良い人は交流関係も広く、他人からも信頼されやすいからだそうです。
また親切心から、良くしてくれた引越し業者を色んなところで宣伝してくれるであろうという事も予想されます。
口コミほど効果のある宣伝は他にありません。
引越しのモニター価格を引き出すには、まず引越し業者から信頼されることです。

では、具体的には見積もり時にどの様に対応すれば良いのでしょうか?
それは、「引越し業者の話をよく聞くこと」だそうです。
「言いなりになる」という事ではなく、見積もりの時に引越しまでの流れをよく理解しておく・・・という事です。
引越し業者の仕事は引越しの当日に荷物を運ぶ事で、利用者の仕事は引越し当日までに荷物をまとめて運べるようにしておく事です。
引越し当日までに荷造りをしておくだけでなく、要らないものを処分しておく必要もあります。
冷蔵庫の中の生物の処理なども、引越し業者の指示通りにしておかなければなりません。
これらの作業をつつがなくやってくれそうなお客さんとういのは、見積もりの際に大体の見当がつくそうです。
コミュニケーションのよく取れたお客様の引越しは、ほとんどの場合トラブルがなくスムーズに行くので、引越し料金を多少安くしても引越し業者にとってリスクが少ないという事です。

まとめ

引越し料金の内訳をきちんと理解した上で見積もり担当の営業マンの話を丁寧に聞く事・・・これが、引越し料金の値引き交渉においては重要な様です。
なので格安で引越したいと考えるのであれば、訪問見積もりをしない業者さんは絶対に選ばない方がよいという事です。
見積もりに来て粘られるのも鬱陶しいからネットや電話で・・・と思いがちですが、どうやら人と人として丁寧に接していれば、思いも掛けぬ良い事がありそうです!
合掌(笑)

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