更新日: 2014-11-19 11:19:08

離婚を悩んでいる方へ,養育費をしっかりと支払ってもらうためのコツ

著者: マザー・ニア

編集者: マザー・ニア

閲覧数: 3270

Okgn btn gudie info favorite

0

はじめに

Photo by 押見和彦

夫婦円満で家庭が平穏であることはとても良いことだと思いますが,中には色々な原因で「離婚」を悩んでおられる方もいらっしゃると思います。

そんなときに,必ず頭をよぎるのが
「離婚した後の生活はどうなるのかな…」というお金の悩みです。

その中の一つ,まだ未成年のお子さんがいらっしゃる方の「養育費」の不安を和らげるためのアドバイスをしたいと思います。

【お悩み】養育費をちゃんと払ってもらえないという話を聞いたことがあるのですが…

離婚後の生活に不安を抱えているママさんから相談を受けました。

“今の夫とは離婚することを考えているのですが,子どもがまだ小学生でこれからの生活が不安です。もし離婚したら,養育費っていくらくらいなのでしょうか?

全然払ってもらえないなんて噂も聞いたことがあるのですが,ちゃんと払ってもらうことはできないのでしょうか?”

【回答】ちゃんと養育費を支払ってもらうコツを伝授いたします(・▽・)/

1.離婚する前に決めておく!
 
実は,養育費については決めなくても離婚することはできます(離婚するという合意があって,親権者さえ決まれば離婚はできるのです)。
ですが,離婚して別れた後にお金のことを話し合うというのはとても大変です。養育費については,離婚のときに一緒に決めておくことを強くお勧めします。

2.金額はいくらくらい?
目安としては,夫婦の収入と子どもの人数・年齢に応じて作られている簡易算定表という表があります
http://www.courts.go.jp/tokyo-f/vcms_lf/santeihyo.pdf)。

例えば,サラリーマンの夫の年収が500万円,パートの妻の年収が100万円で小学生(10歳)の子どもが1人という場合は,簡易算定表では養育費は毎月4~6万円が目安とされています。
ただし,これはあくまで目安です。法律で「養育費は○○円」と決まっているわけではありませんから,上の例と同じ条件でも簡易算定表を無視して養育費を月10万円と決めることは何も問題ありません。

3.口約束はNG!必ず書面にしましょう…調停?公正証書?
離婚する前に話し合って,金額も決まったら,今度はそれを必ず書面で残しましょう。口約束は,後で言った・言わないというトラブルになる危険がありますし,約束したことを形に残せない理由はありません(もし書面に残すのを渋るようであれば,後で約束を破るつもりかも…と疑って下さい)。

「誰が誰に対して,離婚後,○○(子どもの名前)が何歳になるまで,養育費として,毎月○○円支払う」という内容を書いて,二人で名前を書いてハンコを押して下さい。よりしっかりした形で残すのであれば,手数料はかかりますが公正証書がお勧めです。
そして,本当に払ってもらえるのか不安な方や,なかなか金額が折り合わないという方は,離婚調停で決めるのが一番確実です。

4・【最重要!!】万が一に備えてのメモしておく情報は?
離婚する前に話し合ったし,書面もちゃんと残したとしても,悲しい話ですが約束を破ってしまう方はいらっしゃいます。そこで泣き寝入りしないため,あともう一頑張り!2つだけ情報をゲットしておいて下さい。

1つ目は,相手の勤務先。給料明細や源泉徴収票のコピーがあればベストですが,勤務先の名前,住所はメモで控えておきましょう。

2つ目は,相手の預金口座。「○○銀行○○支店」は絶対で,口座の種類や口座番号までわかれば完璧です。

この2つの情報は,約束通りに支払ってもらえず最後の最後に強制的に養育費分のお金を取る「強制執行」のために必要な重要情報です。相手の給料を差し押さえる,相手の預金口座を差し押さえるというための手がかりになりますので,必ず控えておいて下さい。

5.約束したのに養育費が払ってもらえないとき
約束を破られてしまった…。
そうなったときの最後の手段は「強制執行」です。ただし,この強制執行には条件が3つあります。

条件(1):調停で決めているか,公正証書で「執行受諾文言」も入れていること。
条件(2):相手の財産(勤務先や預貯金口座です)を知っていること。
条件(3):裁判所に手数料を納めて手続をとること。

この3つの条件が整っていれば,相手の財産を差し押さえて,養育費分を強制的に取ることができます。
そして,調停の場合に使えるお勧めの方法が「履行勧告」です。

これは,調停をして決めた約束を破った場合に,裁判所に電話して「履行勧告をお願いしたい」と伝えると,裁判所から相手に連絡が行って支払を促してもらえるという仕組みです。手数料はかかりませんし,裁判所からの連絡ってインパクトが大きいので,これをすることで支払ってくる人もたくさんいます。

私が回答しました

Photo by 押見和彦

初の回答投稿になります。

自己紹介が遅れました,離婚・子どものトラブル解決に力を入れています,目黒総合法律事務所の弁護士の押見和彦です。

家庭は,一番小さくて,とても大切な社会だと思っています。家庭の平穏が乱れてしまうのはとっても辛いことです。毎日,色んなことを我慢して,でも誰にも相談できずに不安ばかりが増えていく…こういったことは,本人にとっても,一緒にいる子どもにとっても決して好ましくない状態だと思います。

そんな不安を少しでも取り除けるよう,法律の制度や知識をお伝えしていきたいと思います。もちろん具体的なご相談も大丈夫ですので,どうか一人で悩まずにお気軽にご相談下さい。

【目黒総合法律事務所】
http://www.meg-law.jp/

ママの笑顔から日本を元気にする「マザー・ニア」

Photo by マザー・ニア

一般社団法人マザー・ニアは ママの自立支援、起業支援、自分らしく生きること、そして、働きながら子育てできる社会創りを目指します。そのために、30万人のママネットワークを作り現場のママの生の声を正しく発信し伝え、それを実現します。

マザー・ニア公式サイト http://mother-nia.com/

【PR】

このガイドは役に立ちましたか?ガイドの著者にお礼を伝えよう!

Okgn btn gudie info thunks b

10

当ガイドは作成日時点での情報です。ガイド内容の実施はご自身の責任の元、ご利用いただきますようお願いいたします。

このガイドを通報する

著者名:
マザー・ニア

「ママからプロになる!」を支援する一般社団法人マザー・ニアが
4人のブッ跳びママによる、「夢・学・働・美」について、赤裸々に情報を発信します。ママによる...