更新日: 2014-09-10 15:14:31
オーランド・ブルームとフォレスト・ウィテカー共演によるサスペンス・アクション『ケープタウン』が8月30日(土)全国ロードショー!その鑑賞ガイドをお送りします。
そして同映画の試写会へのご招待企画も!最後までお楽しみください。
第66回カンヌ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門のクロージング作品である『ケープタウン』はオーランド・ブルームとフォレスト・ウィテカー共演による、かつてない刑事コンビが挑む、一筋縄ではいかないバディ・ムービーだ。
原作はフランス推理小説大賞他、7つの賞を受賞した小説「ZULU」。450ページを超えるクライム小説を映画化。全編、南アフリカで撮影された緊張感あふれるサスペンス・アクションに仕上がった。
凄惨な殺人事件、次々に消える子供たち
事件の真相に迫る2人の刑事は、街に潜む闇に飲み込まれていく
南アフリカ・ケープタウンで人気の元ラグビー選手の娘が殺された。2人の刑事、ブライアンとアリが少女の事件当夜の足取りをたどると、ある薬物の売人と会っていたことが分かる。その薬物は、最近頻繁に起こる「児童失踪事件」の現場にも残されていたものだった。薬物の恐ろしい成分が明らかになると、一連の事件は組織的陰謀の表層にすぎないことが分かってくる。そこには、この街に潜む根深い闇が関係していた。事件の真相に迫りつつあるブライアンとアリにも危機が迫っていた。
ブライアンには『ロード・オブ・ザ・リング』『パイレーツ・オブ・カビリアン』『ホビット』シリーズで、絶大な人気を誇るオーランド・ブルーム。仕事はできるが、女にだらしなく酒を手放せない刑事という、これまでにないワイルドな役柄に挑戦、鍛え上げた見事な肉体を披露している。
コンビを組む刑事アリは、オスカー俳優のフォレスト・ウィテカー。過去の事件により大きなトラウマを抱えるアリという役柄を存在感たっぷりに演じている。
フォレスト・ウィテカーの出演は、撮影3ヶ月前に元々キャステイングされていた俳優がスケジュールの問題で降板するという最悪な状況から、この最高のキャスティングへとなったエピソードがある。
450ページを超える原作小説の共同脚本と監督をジェローム・サルが務めた。
全編南アフリカでのロケで、スタッフのみならず、オーランド・ブルームとフォレスト・ウィテカー以外のキャストは全て南アフリカの人々という布陣で製作された。
ジェローム・サル監督とともに共同脚本を務めたジュリアン・ラブノーによると、ブライアンとアリの友情を掘り下げたかったとのこと。ブライアンとアリは生き方や仕事のスタイルも正反対ながら、アリはブライアンを側に置いておきたい。従来的な対立がありそうに見えながら、深い尊敬と友情が混ざった豊かな関係を描くというアイディアが脚本に活かされている。バディ・ムービーといえば「相棒」をはじめ、日本でも人気ジャンルのひとつ。そんなところにも注目だ。
『ケープタウン』
2014年8月30日(土)新宿バルト9他にてロードショー!
出演:オーランド・ブルーム、フォレスト・ウィテカー、コンラッド・ケンプ
監督:ジェローム・サル(『ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀』)
脚本:ジュリアン・ラプノー(『あるいは裏切りという名の犬』)、ジェローム・サル
原作:「ZULU」キャリル・フェリー著
R15+
配給:クロックワークス
公式HP:capetown-movie.com
©2013 ESKWAD-PATHÉ PRODUCTION-LOBSTER TREE-M6FILMS
ブライアンの目線で見るか、アリの目線で見るかによって、少し映画の印象は変わってくる『ケープタウン』。
見応え十分なスリリングなサスペンス・アクションと、南アフリカの歴史的な問題を背景とした考えさせられるシナリオとキャラクター造形に、今までにない感想を抱くと思います。
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