更新日: 2014-05-08 15:59:21

不育症とわかったときの心得

著者: isily

編集者: OKWAVE Guideスタッフ

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はじめに

Photo by イラストAC

流産を繰り返し、悲しい気持ちのところに習慣流産で不育症と診断されたら、どうしていいかわからなくなってしまう人も多いでしょう。

もし、不育症と診断されたときにどうすればいいのか、心の持ち方や病院の選び方などを教えます。

STEP1 習慣流産になってしまったとき

Photo by イラストAC

流産してしまう原因があるのか、染色体異常による自然淘汰が重なったのかは検査しないとわからないため、病院や医師によって対応が違うことがあります。また、不育症についての情報が少ないため、医師によっては何度流産しようと生めるまでトライすれば良いなどと責任のない発言をすることもあります。

一般的に2度以上続けて流産する人は多くありません。
ほとんどの病院では2度続けて流産した場合に不育症かもしれないと疑い、3度続けて流産した場合には検査を勧めています。しかし、不育症の検査は一般の病院ではできないため、専門の病院を紹介されるでしょう。

習慣流産は、受精卵の染色体異常が重なることもありますが、原因因子を持っている場合があります。次の妊娠のためにも、早めに不育症の検査を受けたほうがよいでしょう。
原因があれば早く治療を始めることができますし、気持ちも楽になるはずですよ。

STEP2 病院の選び方

Photo by イラストAC

残念ながら不育症の専門に扱っている病院は全国でも多くはありません。そのため、不妊症の専門外来などを紹介されることがあります。
しかし、不妊症と不育症は症状も原因も違いますし、病院によっては不育症について詳しくないこともあるため、できれば不育症の専門外来があるところを選ぶようにしましょう。

大学の付属病院などで専門外来を開いていることもありますし、産婦人科・婦人科の開業医で専門外来を設けていることもあります。数は非常に少ないですが、不育症専門のクリニックも存在します。
不妊症治療後に不育症とわかる人もいるため、不妊治療と不育治療を平行して行っている不妊症の専門病院もあり、そこに不育症の専門外来を設けていることもあります。

病院で紹介してもらえるのであれば専門外来のある病院を希望して、紹介できる病院がない場合は、紹介状をもらってインターネット等で「不育症 病院」で検索して最寄りの病院を探しましょう。

STEP3 不育症と診断された時の心構え

Photo by イラストAC

習慣流産となり、不育症と診断され、自分たちに原因があるとわかった時、流産を繰り返していたのは自分のせいだと自身を責めてしまう人も多いでしょう。
しかし、不育症であることがわかったのであれば、ここからがスタートラインです。

よく不妊症の治療は先が見えないからつらいといいますが、それは不育症も同じです。
色々な検査をして、治療を始めるまでは妊娠禁止ですし、原因がわからないことも多く、治療を始めてからも再び流産してしまうことがあります。
それでも、自分の心と向き合いながら治療を続けていくことで不育症を克服した人は多くいます。

多くの場合、目に見える症状がないため、周囲の心無い言葉に傷つくこともありますが、自分自身を責めてはいけません。
疲れた時は休む、頑張れる時はがんばるで、自分とパートナーのペースで検査や治療を受けるようにしましょう。

STEP4 私の経験

私は、3度の流産を経験し、不育症であるとわかりました。
診察を受けていたのは公立の総合病院だったのですが、不妊症の病院しか紹介できないということで、自分で不育症の病院を調べることになったのです。
そしてある大学付属病院に「習慣流産外来」という科があるのを知り、そこに通院することに決めました。

最初の血液検査で数値は低いものの抗リン脂質抗体症候群であることがわかり、投薬治療と妊娠トライを開始したのですが、再び流産を繰り返してしまったのです。また、組織検査で胎児の染色体異常はみられませんでした。

そこで、様々なHPを調べて、私と全く同じような状況で流産を繰り返し、不育症の治療後に出産された方のHPを見つけました。その方の症状を担当医に相談したところ、同じ子宮異常を疑うことになりMRI検査をすることになったのです。
その結果、双角子宮と思われていたのが不全中隔子宮だったとわかり、中隔の血流が悪い部分に受精卵が着床したため育たずに流産してしまっていたのでした。

その後、中隔を取り除く手術を受け、子宮の状態がよくなったところで投薬治療をしながら妊娠トライを開始し、初めて出産に至りました。

STEP5 経験から言えること

Photo by 「福田病院」より引用

抗リン脂質抗体症候群は、血栓ができやすいため、流産しやすく加齢による血流障害が起こりやすい病気ですが、それ以外に症状がありません。
そして、子宮と言うのは二つの臓器がくっついて一つに融合したものなので女性の4~5%に奇形が見られ、不妊や不育の原因になるそうです。

私のように子宮中隔がある場合、着床する場所によっては妊娠を維持することはできるが早産することが多いそうです。
娘を妊娠した時に聞いたのは、娘も流産した子も同じところに着床していたそうです。手術で中隔を取り除いたおかげで娘はちゃんとお腹で育って、標準よりもひとまわり小さいながらも無事産まれて来てくれました。

最初の流産から時間もお金もかかりましたが、あきらめずに治療を続けていてよかったと思います。
私のように原因は一つではないこともあります。悩んだ時は経験者の体験談などから活路を見出せることもあります。
研究は日進月歩で進んでいますし、不育症は克服できない病気ではないといえるのです。

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isily

isilyです。

実は私、女性の1000人に2~3人といわれる流産を繰り返す不育症患者でした。
投薬治療や手術で、苦節7年、病気を克服して、200...