更新日: 2014-04-25 16:04:24

流産・死産した悲しみを乗り越える方法

著者: isily

編集者: OKWAVE Guideスタッフ

閲覧数: 21315

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はじめに

Photo by うさこさん(フリーイラスト素材サイト「イラストAC」より)

生まれてくる日を楽しみにしていた赤ちゃんが流産や死産でお腹からいなくなってしまった悲しみは、当事者にしかわかりません。
周囲の慰めの言葉が悲しみを深くするだけの場合も少なくないでしょう。

そんな流産・死産の悲しみの乗り越え方やオススメサイトを教えます。

STEP1 流産の原因

Photo by うさこさん(フリーイラスト素材サイト「イラストAC」より)

交通事故や感染症などの病気、激しい運動などが流産・死産の原因となることがありますが、自然流産の場合、その多くが胎児の染色体異常による自然淘汰と言われています。
受精卵に染色体異常があると、妊娠しても正常に発育できず流産にいたってしまうのですが、染色体異常というのは確率の高低はあっても偶然におきてしまうことなので、誰が悪い、何のせいでそうなった、ということはありません。

自然流産は、あなたの責任ではないのです。

流産は、妊婦全体の約20%に起きるものですが、2度続けて流産する人は2%程度、3度以上流産する人は0.35%と一気に下がります。ただ、加齢による卵子の老化によって染色体異常の確率が高くなるため、年齢が高くなるほど流産・死産の確率は高くなります。
最近では2度続けて流産すると、胎児に原因がないのに流産を繰り返してしまう不育症を疑って検査を勧める病院も増えています。

STEP2 悲しむのは悪いことではありません

Photo by うさこさん(フリーイラスト素材サイト「イラストAC」より)

初期流産でも、妊娠がわかった時点で気持ちは父親と母親になっていたはず。死産ともなれば、赤ちゃんの存在を感じていただけに大きな喪失感に苛まれるのは当然です。
赤ちゃんを愛していた分、つらかったり、悲しかったりするのが当たり前の感情なのです。

周囲からは「忘れなさい」「次がある」「上の子がいるからいいじゃない」「いつまで引き摺っているの」などと言われる事もあるでしょう。
わかってもらいたくて話をしても、流産・死産の悲しみは経験した人にしかわからないため、経験のない人の慰めや元気付けようとした言葉に傷つけられることも少なくないのです。
ただ、相手も傷つけようとして言っているわけではないので、労わりの気持ちだけもらって、言葉そのものは忘れてしまいましょう。

そして、流産・死産後の体は産後と同じような状態になります。
子宮が元に戻るまでに生理周期が2~3周期必要になりますし、体が早く回復するように、医師の指示を守り、無理をせずに大事にするようにしましょう。

STEP3 悲しい気持ちを上手に昇華させる

Photo by うさこさん(フリーイラスト素材サイト「イラストAC」より)

赤ちゃんを忘れる必要はありませんが、悲しい気持ちは上手に昇華させてあげましょう。

・思い切り泣くなどして、気持ちを吐き出す
・お墓参りや水子供養などで、悲しい気持ちを昇華させる
・経験者の方のサイトを見たり、自助グループのイベントに参加したりする
・夫婦2人で旅行をしたり、子供がいたらできないことをしたりして、気分転換する

など、自分にあった昇華方法を見つけてください。

宗教的な話かもしれませんが、霊力のある著名人たちが「生まれる前の赤ちゃんは、人間の世俗を知らない無垢な魂だから、妬みや悲しみ、憎しみといった負の感情は知らないし、持たない。欲しいのは親からの愛情だけ。」と言っています。

父親や母親である当事者が悲しみを昇華させたら、お空の赤ちゃんに「大好きだよ」という気持ちを伝えてあげてください。
生まれることなく空に還った赤ちゃんは、それだけで満たされるはずですよ。

STEP4 流産・死産を経験した方に見て欲しいサイト

Photo by うさこさん(フリーイラスト素材サイト「イラストAC」より)

流産・死産を経験したカップルの中には、自分を責めたり、お互いを責めたりして、悲しみをうまく昇華できずに破局を迎えてしまうことがあります。
そうならないために、女性の体はどんな状態なのか、どんな気持ちなのか、男性はどんな気持ちなのか、乗り越えるためのアドバイスなどを掲載しているサイトを紹介します。

<流産を経験された女性&男性のためのページ>
慶應義塾大学看護医療学部竹ノ上ケイ子教授が管理
http://web.sfc.keio.ac.jp/~takenoue/

<お空の赤ちゃん相談所>
水子供養のお寺・常光円満寺が運営
http://www.enmanji.com/soudan/index.html

<流産・死産経験者で作るポコズママの会>
流産・死産を経験されたママさんたちの任意団体「ポコズママ」管理
http://pocosmama.babymilk.jp/index.htm

<天使の梯子>
流産・死産・新生児死などを経験されたママさんたちの会「With ゆう」管理
http://withyou845.org/

他にも各地の自助グループや経験者の方のサイトなどが存在します。
同じ痛みを知っているからこそできるアドバイスなどもあるので、ぜひ検索してみてください。

STEP5 私の経験

私が20代前半の頃、友人に8ヶ月で死産を経験した人がいます。
胎児死亡の原因は不明で、誘発剤による分娩で死産したそうですが、彼女の「他の人と同じようにお腹痛めて生んだのに子供がいないんだよ。」と悲しそうに言った言葉が忘れられません。

私自身、不育症患者で、何度も流産を経験しました。友人と同じ、天国から地獄に突き落とされた気分というのを何度も味わったのです。
その時に、好きで流産しているわけでもないのに、年配の方々から「もったいない」と言われ、傷ついた覚えがあります。
流産経験がありながらも3人の子供を産んだ義母などは、ちょうどTVで不育症の特集をしていた時に「これなの!」と見てもらっても理解はしてもらえませんでした。
私は経験や治療情報を個人HPで公開していたのですが、訪れた方には家族や友人から言われたことがつらいという人が本当に多かったです。

経験者だから言えることは、悲しむことは悪いことではありませんが、いつまでも泣いているとお空に還った天使も悲しんでしまいます。
ゆっくりで構いません。パートナーと協力して、自分たちのペースで悲しみを乗り越えて、笑顔を取り戻してくださいね。



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isilyです。

実は私、女性の1000人に2~3人といわれる流産を繰り返す不育症患者でした。
投薬治療や手術で、苦節7年、病気を克服して、200...