更新日: 2011-06-07 16:33:17

あかりについて学ぶガイド

著者: chaco_65

編集者: chaco_65

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はじめに

Photo by mwri

現代の私たちはスイッチをつければ夜でも快適に過ごすことができます。

外でさえ街頭が点灯しているので、山の奥深くでもいかない限り真の暗闇に出会うことがありません。

こんな便利な暮らしができるまでには、いろいろな発明がありました。

STEP1 【燃焼を利用するあかり】

Photo by vaboo.com

●焚き火からランプへ

人類は、火との偶然な出会いから、火を保つことを学びました。 ”たき火”により、日暮れとともに暗闇に支配されていた生活はかわり、夜中でもいろいろなことができるようになりました。

人と動物との違いは、火を使うことはもちろんですが、あかり を使うことです。

あかりは、とても便利なものです。今のように明るくはありませんが、その当時としては画期的なものでした。キャンプ場などで燃やすキャンプファイヤーを思い浮かべてみてください。電気のあかりとは違いますが、あたりを照らすことができます。

人類が進化して、人間らしい生活をするようになると、より あかり は、重要なものになってきます。室内で安全に使えるように工夫がされ、 ランプ が誕生します。

ランプ の燃料には、オイルが使われました。ちなみにオイルの原料には、動物や植物が使われていました。室内の あかり として、長い間世界中で形状など細かい部分は違いがありますが、ランプ は使われてきました。

*日本では、植物油はハシバミやツバキ、クルミなどの木の実にはじまり、その後、エゴマが用いられるようになります。やがてアブラナが主流となっていきますが、動物油は、クジラやサメにサンマなどの魚類が使われたため、煙と臭いがひどく、屋外用としておもに用いられていたようです。

ヨーロッパでは、14〜16世紀 になると長い時間、より便利に使えるようにするための開発や改良が、すすめられていきました。

19世紀になるとアメリカ・ペンシルバニアで石油が発見されたことを機に、ランプの燃料は、石油へと変わっていきます。今までの動物や植物より便利な石油を燃料にした 石油ランプ時代へ突入です♪


●日本のあかりの移り変わり

日本では 平安時代 に室内では、”灯台(とうだい)”を あかり として使っていました。
*火皿と称する小さな皿に灯油を満たして灯芯を浸し、これを支柱の台の上に載せて使います。木の枝や細い竹3本を結び合わせただけの”結灯台”にはじまり、台座の形態によって”菊灯台”、”牛糞灯台”などがあります。また、火皿の背後に風よけの円板を設けた”眠り灯台”という珍しい物もありました。よくお雛様の飾りでも同じような形状のものがありますよね♪

ヨーロッパでランプの改良をしていた 14〜16世紀 に該当する 室町時代 日本では、ウルシやハゼの実から採取した ろう を原料とする ”和ろうそく” が あかり として使われていました。筒状の紙に灯芯を巻き付けた物を芯に用いるため 火力が強く、まわりの ろう は、すぐに溶けてしまうため 絶えず芯を切り整える必要がありました。現代のロウソクと同じ形状である 蜜ろうのろうそく は、高価だったため 寺院 などの一部でしか使われていませんでした。庶民は、芯を絶えず切りそろえなければならない不便な ”和ろうそく”を使っていました。

江戸時代になると、火をともした皿のまわりに木や竹で枠を作り、紙を張って風よけにした”行灯(あんどん)”が人々の間に広まりました。後の”提灯”の原形といわれています。

江戸時代の終わり頃には、西洋から”石油ランプ”が渡来しました。それまで種油を火種皿に満たして灯芯を燃やしたり、”和ろうそく”の芯切りに煩わされていた日本人にとって画期的なあかりとなった”ランプ”♪

ほぼ同じ頃、菜種油を使った”無尽灯”と呼ばれる照明装置が日本でも発明されました。

”無尽灯”は、ただ油を燃やすだけでなく、油の量を調整することによって、明るさを変えることができます。”無尽灯”は、重力と空気圧で油を補給する仕組み になっているので、ランプの 毛細管作用 とは少し違いますが、油を足さなければ消えてしまうような、今までのものに比べると、その当時は画期的なものでした。  
*”無尽灯”は、東芝創業者 田中久重(たなかひさしげ)の発明です。

STEP2 【進化するあかり】

Photo by makou0629

<ランプ>
アメリカからヨーロッパへ渡った石油ランプの燃料部分の素材は、ガラスや金属を使ったもでした。燃料の石油は、毛細管作用を利用して供給され、補給をしないでも長い間、使うことができました。

不完全燃焼をしないように「ほや」という筒状のガラス管のようなもので炎を覆い、適度な通風が行われるように工夫されました。当時のヨーロッパでは、ガラス細工が盛んだったため、より装飾的なランプが好まれ、製作されました。

ヨーロッパから渡来したランプは、日本の生活スタイルに適応するものが求められ、日本独特の”座敷ランプ”が生まれました。この当時は、まだまだテーブルや椅子の生活ではなかったためです。

畳の上に置くので、台座を使って、あかりの位置が約60~70cmになりようにアレンジされた たけらんぷ (竹洋灯)がうまれました。台座には、孟宗竹を輪切りにしたものが広く使われ、様々な絵模様や彫刻を施し、上部に油つぼをはめ込みました。ガラスや伊万里焼の台座の、より装飾的なものや、ランプ紙を張った籠をかぶせる”籠ランプ”などもありました(*^_^*)

輸入に頼っていた部品も明治時代に入ると日本でも作られるようになり、国産のランプが沢山登場するようになりました。

<ガス灯>
明治5年 横浜で、日本初のガス灯が点灯しました。明治7年には、東京と神戸にもガス灯が点灯しました。白熱マントルの出現により、ガス灯器具の機能は著しく改善され、明治時代中頃には、急速に普及した街灯だけでなく、屋内灯としての需要も高まりました。

*ちなみに街灯のガス灯保守管理は、”点消方(てんしょうかた)”と呼ばれる人がしていました。


石油ランプやガス灯が広まって、家の中はとても明るくなりました。しかし「ものを燃やして光をつくる」という点については、変わりませんでした。

これが大きく変わったのが、エジソン(1847-1931年)の登場です(*^_^*)

*エジソンについて 偉大な発明家トーマス・エジソン というサイトで分かりやすく解説されています。参考までに
http://www.edisonworl10.com/

<電球>
エジソン(1847-1931年)が作った”白熱電球”(1879年)は、ものに電流を流すと高温になって、白く光りはじめるというはたらきを利用しています。エジソンはあらゆるものを実験して試しました。最終的には「炭素フィラメント」と呼ばれる竹を炭化させたものを発光させ、電球を作りました。

*現在のフィラメントには、熱に強いタングステンという金属が使われています。エジソンは、京都の竹を炭化させて、フィラメントに利用しました。世界中から竹を集めて、実験をした結果、京都の竹で作ったフィラメントがもっとも寿命が長かったからだそうです。

<蛍光灯>
蛍光灯は、ガス状の水銀を入れたガラスの筒の中に電気を通すことにより、電流の中の「電子」と水銀原子がぶつかって、光が生まれます。蛍光灯は、電球に比べると電気を光に変えるときのむだが少なく、1938年に発売されると同時に世界中へと広まりました。

*日本初の蛍光灯が作られたのは1940年になります。電球に比べると蛍光灯は明るく、熱を出さないというメリットがあったため、奈良の法隆寺金堂で行われていた、壁画の模写作業では、従来の電球ではなく蛍光灯136灯が初めて採用されました(*^_^*)

STEP3 【これからのあかり】

Photo by DoNotLick

<LED>
20世紀後半には、”発光ダイオード(LED)”が登場しました。これは、電気を直接光に変える、「新しいあかり」です。

LEDは、「物質に電気を通すと光を放つ現象」を利用しています。

この現象そのものは1907年には見つかっていました。1962年になって、赤い色を出すLED(赤色LED)が発明され、1968年には緑色LEDが発明されました。初めのころは、機械の表示ランプなどで使われてきました。

1993年に青色LEDも発明されてからは、赤、緑、青の「光の三原色」がそろいました。これにより、白い色の光を作れるようになり「あかり」としても利用できるようになりました。

LEDを使った信号機やお店やオフィス、住宅でもLEDの照明が実際に使われるようになりました。

<最新のあかり有機EL>
さらに最近登場したのが、”有機EL(ゆうきEL)”です。

有機ELは、LEDと同じように電圧をかけると物質が発光する現象を利用していますが、薄く面状に発光体が形成できる「面発光」という特性を持っています。また、形状に制約がないため、薄いシート状にすることができるという優れた点もあり、とても注目されています。

有機ELは、携帯電話などのディスプレイ用にすでに使われ始めていますが、照明用に使う研究も進められています。シート全体に光る有機ELを使えば、天井全体を照明にすることもできます。

*LEDと有機ELは、どちらも電気エネルギーが少なくてすむので、エネルギーの節約ができます。

まとめ

明りはとても便利ですが、使わない部屋の電気はこまめに消しましょう♪

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著者名:
chaco_65

精神年齢は今は下の子どもと同じくらい(*^_^*)
毎日いろいろなことを見て聞いて…
少しずつ成長していきたいな♪