更新日: 2011-04-25 12:02:23

(2)俳優、声優、演劇人を目指す! ~ひとりでできる演技練習編~

著者: まきむぅ

編集者: まきむぅ

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はじめに

Photo by まきむぅ

俳優になりたい、声優になりたい、演技がうまくなりたい、でも……何からはじめていいかわからない。そんなあなたに、毎日できる練習法をご紹介します。今回は、映画監督直伝の演技練習法です!

STEP1 [1.話の筋をつかむ]

まず、練習の題材にしたい作品を選びます。映画、ドラマ、舞台、なんでもかまいませんが、できれば観たことのないものが好ましいです。もしくは、観たことのあるものであっても、昔過ぎて俳優さんの演技がどんなものであったか思い出せないものがよいでしょう。
作品を選んだら、話の筋を、作品を観ずにつかんでください。便利なのは、小説を題材にした映画を探し、その原作を読むことです。映画の小説版でもかまいません。参考までに、いくつか小説で読める邦画を挙げておきます。

「告白」松たか子主演、2010
http://amzn.to/bfeWHI

「容疑者Xの献身」福山雅治主演、2008
http://amzn.to/fcreg2

「ゴールデンスランバー」堺雅人主演、2007
http://amzn.to/fp1ifm

「嫌われ松子の一生」中谷美紀主演、2006
http://amzn.to/gVEpyT



図書館や専門誌、インターネットから探す方法もあります。オークションサイトで台本が販売されていることもあります。

「松竹大谷図書館」 演劇・映画専門図書館。コピーサービスもあります。
http://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/

「月刊シナリオ」 毎号、新作邦画のシナリオが掲載されています。
http://www.mmjp.or.jp/gekkan-scenario/

「The Internet Movie Script Database」 洋画の台本が載っています。
http://www.imsdb.com/

「洋画のシナリオを読もう!」 邦題から洋画のシナリオを探せます。
http://www.geocities.jp/mukku17654/movie3.htm

STEP2 [2.想像する]

話の筋をつかんだら、好きな役、好きなシーンを選んで、細かく想像してみましょう。台本にないことまで想像します。その役はどんな家庭で育ち、なにが好きでなにが嫌いで、どんな癖やこだわりがあって、どんな思い出があって、どんな目標があって……その役について質問されたとき、まるで自分のことを聞かれたようになんでも答えられるまで想像してみましょう。

STEP3 [3.演じてみる]

それでは実際に、選んだ役、選んだシーンを演じてみましょう。録音・録画しておく方が望ましいです。慣れないうちの演技は、意外に自分の思ったとおりにはなっていないものです。実際に見てみると、思っていた動き、思っていた声のトーンとはだいぶ違う印象を受けます。

STEP4 [4.観察する]

自分の演技を今度は、再生してみるなり振り返ってみるなりして、よく観察してください。覚えておくべきなのは、「すべての動きに理由がある」ということです。なぜ立ち上がったのですか? なぜ笑ったのですか? なぜ爪をいじっているのですか? なぜため息をついたのですか? なぜ咳払いをしたのですか? なぜまばたきをしたのですか? 演技中にしたあらゆる動きについて、「なぜそうしたのか」を答えられるようにします。まばたきのタイミング、呼吸のスピードにまで、すべて理由があるはずです。動きのひとつひとつに納得できるまで、何度も何度も演じ、録画します。

STEP5 [5.見比べる]

それでは、最後のステップです。今度は、選んだ作品を観てみましょう。自分の演技と見比べてみて、どうですか? 
どちらが上手いとか、どちらが下手という比べ方ではなく、どういう解釈の違いがあるかを見比べましょう。役者さんが自分の演技にない動きをしていたら、自分と違う表現でセリフをしゃべっていたら、それがいったいなぜなのか、裏側にある感情を考えましょう。
それから、自分の選んだ役だけでなく、ほかの役が喋っているときのようすにも注目しましょう。その人がなぜそうしているのか、そしてそれを見て自分の役はどう反応しているのか。沈黙もうまく演じられるようになりましょう。必ずしも、セリフを言うことだけが演技ではありません。

まとめ

[ステップ4の発展編~パターンを増やす]
慣れてきたら、ステップ4で、できるだけいろいろな解釈で演じられるように練習してみましょう。たとえば、「仕事熱心な刑事が、同僚と食事をとっていたら、店のおばちゃんに話しかけられた」というシーンの、その瞬間を考えてください。何か参考になる話が聞けるかも? と期待を込めた表情をするかもしれません。早く食事を終えて職務に戻るため、無視しようとするかもしれません。せっかく仕事のことを考えていたのにと、迷惑そうな表情をするかもしれません。熟女好きの同僚をちらっと見て、にやにやするかもしれません。あらゆるパターンが考えられますね。実際に現場に出ると、ほかの役者さんが自分と違う解釈をしていたり、監督が何の説明もなしに「そこでは笑うな」と一言だけ指示を出したり、ということがよくあります。新人のうちから、作り上げた演技を押し通すのはただの頑固ですから、考えられるあらゆるパターンを演じられるようになりましょう。

[ステップ5の発展編~コピーする]
役者さんが演じているワンシーンを、表情も抑揚もしぐさも完全にコピーしてみましょう。最初は違和感を感じるでしょうが、とにかく役者さんに忠実にやってみてください。そっくりにコピーできるようになれば、オーディションで披露することもできますし、自分の演技の幅も広がります。

*Photo by d1.2taka*

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まきむぅ

まきむぅこと牧村朝子です。

タレント・レズビアンライフサポーターとして、セクシュアリティについて書いたり、話したりすることが仕事です。

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