更新日: 2011-04-04 13:45:22

言葉は踊る ~ TPOは大切です

著者: しんのじ

編集者: しんのじ

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はじめに

Photo by USACE Europe District

東北沖で発生した地震と、派生した津波の被害から3週間を過ぎますが、一向に復旧が進んでいない一因には、「指示待ち」、「発表待ち」の姿勢に慣らされてきた国民性があるように思います。

「行動したいが、何からすべきかわからない」。。。一朝一夕には、変えることのできないその姿勢に応対するには、情報を持つ側が、適切なタイミングで、適切な場所で、適切な人物から、適切な情報を発信する努力があってこそ、「意思はあるけれど」動けない人々の行動をうながすことができるのではないでしょうか。

今回、そういった立場におられる人のなかに、残念ながら、そういった努力が足りない、もしくは努力する気配のない言動が散見されます。

STEP1

『統一地方選挙は、現地(被災地)の状況を考えて延期も検討したい。』

今回の災害は、広範囲ではありますが、西日本を中心に影響のない地域も多くあります。つまり、日本全体が動けないわけではなく、ほかの地方自治体が本腰を入れて、支援の手を差しのばす動きも可能であるといえます。

そういった行動を起こすには、公務員だけでなく、議会を構成する議員の行動力も重視すべきです。

地方議会の議員には、いわゆる「地域の有力者」などが多いことから、例えば、がれきの撤去など、建築業者や解体業者の方々に、その力を発揮してもらうといったような民間の活力をストレートに被災地に送ることもできたのではないでしょうか。

いま選挙の実施の可否で注目されている浦安市も「被災地」です。現場の「人」を見ないで、「法律」を優先する姿勢には、首をかしげざるを得ません。

STEP2

『安全であるかどうかとか、危険であるかどうかではなく、水が飲めなくなってもいいんですか』

チェルノブイリ原発事故の影響で、放射能を帯びてもなお、その地に住む人のインタビューで、「。。何年後先の放射能の影響を心配するよりも、いま餓死を選びたくないために、このパンを食べるのです。。」との発言が、記憶に残っています。

その水を飲むのも飲まないのも、当事者の判断です。子どもや弱者を抱える場合では、保護者や介護者の判断となるでしょう。ただ、その判断には、適切な情報が必要です。

冒頭の発言は、ある省庁の政務三役の発言です。「Yes」か「No」かを迫るのではなく、安全である水を提供する義務があります。判断を当事者に転嫁することで、その責任を放棄する姿勢は、みっともないというしかありません。

STEP3 『いま、わたしにできること』

甚大な被害の状況から、各企業が自社のアピール手段であるCMを控える中、「AC(公益社会法人ACジャパン)」のCMが「こだま」のごとく、テレビ画面に溢れています。

その印象から、公的なイメージを与え得る、旧名を「公共広告機構」とするこの団体の理事には、意外にも、大手マスコミ・出版社、電力・鉄道・ガスなどの大企業の重役が名を連ねています。

流されるCMの中で演じる有名人は、誰に向かって語りかけているのでしょうか、テレビなど見れない人が多いのに。

「東北人はがまん強いから。。」といわれる方もいますが、被災者の方々に「辛抱強い」というレッテルを張ることになるように思います。

「必要のないものは買わないように。。」「そのメールは必要ですか?」。。。一層の我慢を強いるような「言葉」には、「困った時はお互いさま」の精神よりも、何かを迫る「無気味さ」を感じざるを得ません。

まとめ

復興を口にする前に、被災地の方々が最も知りたいことは、「この土地で暮らしていけるか」ということではないでしょうか。

それは、責任ある立場の人が現地に赴いてくれることでの確信から得られるかもしれませんし、夢物語でない未来設計に対する期待に託すことなのかもしれません。

日本全体の助け合いを実現する過程には、これまで関わり合いのなかった人たちの触れ合いが生まれます。そして、言葉がそのつながりを円滑に進めることになります。

だからこそ、「誰に向かって、どういった思いで、そして、受取る相手がどう思うのか」。。。人としての言葉を大切にしてもらいたいのです。

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