更新日: 2011-02-23 15:30:20

戦中の少年時代と母への思い出「鏡」

著者: すもお

編集者: すもお

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はじめに

Photo by すもお

戦中の少年時代と母への思い出「鏡」

スペイン戦争、第2次世界大戦、中ソ国境紛争など
の記録フィルムを挿入しながら、主人公の母に対す
る愛慕、別れた妻と息子の関係を過去と現実を交錯
させながら描いた映画、「鏡」を見てみませんか?

人の心の中には、こんな幻想風景が広がっているのかもしれません。

STEP1

夢の中に現れる母、マリア(マルガリータ・テレホワ)。うっそうと茂る木立に囲まれた古い木造りの家で、母親はいつものように物思いにふけっているのでした。一面の草原にたたずむ彼女に、行きずりの医者(アナトリー・ソロニーツィン)が声をかけても、彼女は相手にしません。

たらいに入れた水で髪を洗う母の姿が、鏡に映ります。彼女の息子イグナートが家の中にいると、干し草置場が火事だと母が知らせに来ました。それは1935年のことで、父が家を出た年でもありました。

STEP2

そんな夢から突然醒めたのは、母からの電話が鳴ったからでした。セルプホフカ印刷所で働いていた頃の同僚の死を知らせてきた母に、息子(成長後)は夢を見ていたと告げます。

両親と同様、彼も妻のナタリア(マルガリータ・テレホワ)と離婚をしていました。妻は彼を責め、息子イグナートを渡さないと言い張っていました。彼は、妻のもとにいる息子と自分の少年時代とを重ね合わせて、自らの幼い日の思い出を辿りはじめるのでした。

STEP3

母に似た妻ナタリアを時々母と間違える程、彼の母への執着は強いものでした。そしてことあるごとにく、林に囲まれた木造りの家と母の姿を思い出していました。母もナタリアも、彼には哀れに感じられるのでした。

大戦中、モスクワからユリエヴェツに疎開した時、祖父の知人を訪ね歩き、宝石と引きかえにお金を借りようとして肩身のせまい思いをした時のことなど、彼にとって脳裏に焼きついて離れない幼い頃のことが思い出されます。そして広い草原の夕暮時を、彼の子供たちが年老いた母に連れられて歩いて行くのでした。

まとめ

監督は、アンドレイ・タルコフスキー。
1975年制作のソ連映画です。

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こんにちは。
活字中毒でかぶりもの好きな☆すもお☆です。
オバフォー独身です。

中学から美大の付属に通い、風変わりな事物に慣れ親しみました。紙媒...

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