更新日: 2011-02-23 10:53:15

自分にそっくりな人間がどこかにいたら「ふたりのベロニカ」

著者: すもお

編集者: すもお

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はじめに

Photo by すもお

自分にそっくりな人間がどこかにいたら「ふたりのベロニカ」

同年同月同日同時刻にポーランドとパリで生まれた
瓜二つの同名女性の数奇な交流を描いた物語、
「ふたりのベロニカ」を見てみませんか?

淡々と進行するストリーに、こんなことが自分にもあるのかもしれないという不思議な感覚に陥ります。

STEP1

ポーランドの小さな村で、ベロニカ(イレーヌ・ジャコブ)は、コンサート歌手としてのデビューも決まり、優しい恋人もいる恵まれた青春を送っていました。気がかりは、時折襲う胸の痛みでした。

ある日彼女は、連帯のデモと機動隊が衝突する広場を逃れようとしている観光バスの中に、自分とそっくりの少女を見つけて立ちすくみます。彼女はベロニカには気づかず、盛んにカメラのシャッターを切っていました。そういえば、いつももう一人の自分がいるような感覚があることをベロニカは思い出しました。

STEP2

いよいよコンサート当日、歌いながらベロニカは突然あの胸の痛みに襲われ、舞台の上で倒れ、そのまま息をひきとります。

同じ頃、ポーランドでシャッターを切っていたもう一人のベロニカ(イレーヌ・ジャコブ:二役)は、パリで知り合ったばかりの男とベッドをともにしていました。彼女は突然の悲しみにとらわれ、何か喪失した感覚を味わいます。

音楽教師のもとを訪れた彼女は、その才能を惜しまれながらもレッスンの中止を申し入れ
ます。そして彼女もまた、突然の胸の痛みに襲われるのでした。パリのベロニカは、小学校の音楽教師でした。彼女のお気に入りで、生徒たちに演奏させている200年前のオランダの作曲家の曲は、あのポーランドのベロニカが舞台で歌っていた曲でした。

STEP3

ある日、彼女は学校のホールで上演される人形劇を見て、その神秘性に魅了され、人形使いアレクサンドル・ファブリ(フィリップ・ヴォルテール)に関心を抱きます。その頃から彼女の回りにはポーランドのベロニカと通じ合う奇妙な出来事が起こり、さらに郊外に住む父親(クロード・ドュヌトン)の家にいたベロニカのもとに匿名で1本のテープが届きます。

彼女はそこに録音されていた車の発進音からカフェのウェイトレスの声までを辿り、カフェに行き着きます。そこには、アレクサンドル・ファブリが座っていました。

STEP4

運命の出会いを確信したベロニカに、彼は単に小説を書くために実験してみたと答え、彼女はショックを受けるのでした。しかしそんなすれ違いの果てに、2人は互いの愛を確認しあいます。

全てが知りたいというファブリの前に、自分のバッグの中身を全部取り出して見せるベロニカ。そこには、彼女がポーランド旅行に行った時の写真が入っており、その1枚に自分とは別のポーランドのベロニカが写っていることに気が付きます。その時、パリのベロニカはもう1人のベロニカの存在を確信し、彼女の霊感によって自分が救われ、恋を成就させてくれ
たことを実感するのでした。

まとめ

監督は、クシシュトフ・キェシロフスキ。
1891年制作のフランス・ポーランド合作映画です。

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活字中毒でかぶりもの好きな☆すもお☆です。
オバフォー独身です。

中学から美大の付属に通い、風変わりな事物に慣れ親しみました。紙媒...

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