更新日: 2011-06-15 13:58:43

200万円しか持っていない人から1000万円を借りる方法 ~日本の財政問題を考える

著者: mi-chi

編集者: airiiiii

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はじめに

Photo by dmertl

実体として存在する資産を大きく超えた借金をすることが可能です。そして、その方法を知ると、実は大量の赤字国債に依存する今の日本の政治が、実は似たようなことをやっているのに気づきます。

STEP1 登場人物はAさんとBさん。最初の資産状況は次の通りです。

 Aさん:現金0円。
 Bさん:現金200万円。

STEP2

AさんはBさんに、「90万円あげるから100万円貸して」と言って、その通りにします。これにより、資産状況は次のように変化します。
 Aさん:現金10万円。Bさんからの借入金100万円。
 Bさん:現金190万円。Aさんへの貸付金100万円。

STEP3

再度AさんはBさんに「90万円あげるから100万円貸して」と言って、その通りにします。これにより、資産状況は次のように変化します。
 Aさん:現金20万円。Bさんからの借入金200万円。
 Bさん:現金180万円。Aさんへの貸付金200万円。

STEP4

同様のことを合計10回繰り返します。これにより、資産状況は次のように変化します。
 Aさん:現金100万円。Bさんからの借入金1000万円。
 Bさん:現金100万円。Aさんへの貸付金1000万円。
見事、AさんはBさんから1000万円を借金することができました。

STEP5

ところで、常識的に考えるとこんな取引きをする人がいるとは思えません。しかし、大量の赤字国債に依存する今の日本の政治は、実はこの取引きによく似ているところがあります。そのことを考える前に、少しだけ基本を抑えておきます。日本の国債はその大部分が国内で買われています。誰がたくさん買っているかというと、郵貯や銀行等の金融機関です。これら金融機関は、国民から集めた預貯金を使って国債を買っている訳です。つまり、国民は間接的に国債を買っていることになり、言い換えると、国債を発行するとは国が国民に借金をすることであると捉えることができます。

STEP6

つまり、国債を発行して政治を行なうとは、国民に借金をして政治を行なうことになります。では、その借金でどんな政策をするのかということですが、端的にわかりやすい例として「子供手当て」を取り上げます。この政策の目的は置いといて、具体的な施策としては子供をもつ世帯にお金を配布するというものです。つまり、国は国民から借金して、そのお金の一部を国民に配布する。これって、先のAさんとBさんの取引きと似ていることに気づきますよね。「子供手当て」を例にしましたが、その他公共投資や経済政策など、結果として国民の資産が増えるような政策は、お金の流れに着目すれば本質的に同じことが言えます。

まとめ

BさんはAさんにお金を貸し続けることで、債権という形ですが1000万円という資産を手に入れました。同様に国民の今の資産は、国債という形で過去30年以上に渡って国にお金を貸し続けることで手に入れた部分もあると言えます。ところで、Bさんにはまだ100万円の現金が残っているので、AさんとBさんは同様の取引きをまだ継続することができます。その結末は、是非あなたが想像してみてください。悲劇は、Bさんの現金が底をついたときに突然訪れます。このまま国債を発行し続けることの結末が同様だとしたら、一刻も早く国債の発行を止める方向に進めなければならないことに気づきます。

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