更新日: 2011-01-14 01:13:54

表計算ソフトで楽器の練習表を作るには

著者: itsuki1030

編集者: itsuki1030

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はじめに

Photo by sergis blog

楽器が上手くなるためにはたくさん練習することも必要ですが、それよりも重要なのは、効率よく系統立てた練習をすることです。例えば、難しい箇所が1~2小節しかない曲を最初から何度も練習しても、上達にはつながりません。最適な方法で練習すれば、たった30分でも何時間もの練習に値します。
ここでは、簡単な表を作って、練習の記録をつける方法を教えます。なお、表計算ソフトはExcelを買わなくても、OpenOfficeなどの無料のもので大丈夫です。

STEP1

パソコンで表計算ソフトを起動してください。A1のセルに数字の1を入力してください。Ctrlキーを押しながらA1のセルから下へドラッグすると自動で連番が入力されますので、40まで入力してください。この数字は曲の小節番号になります。

STEP2

記入した数字に合わせて、A列の幅を狭くします。B列は何も入力しませんが、列の幅を少し広げておきます。C1のセルには数字の41を入力し、同様に下へ80までの連番を入力します。D列はB列と同様です。

STEP3

これを繰り返して、H列(121~160)まで作成します。H列にはスペースなどの見えないダミーデータを入力しておいてください。これにより、罫線を設定して印刷した際に、この列も正しく印刷されます。

STEP4

最後に、表計算ソフトのページ設定などで、印刷した際に表に罫線がつくように設定します。今後必要に応じて印刷できるように、表は保存しておきましょう。
この表は大変シンプルですが、便利な使い方ができます。各小節について、完ぺきに弾けたら表に記録していき、最終的には、1列を完ぺきに3回弾けるようになりましょう。なお、各小節には、少なくとも前の小節の最後の拍から次の小節の最初の拍までを含めましょう。「完ぺき」の定義は演奏者のレベルに応じて異なると思いますもで、音を正確に取ること、強弱やアーティキュレーションをつけること、またはそれ以上など、自分に合わせて設定してください。

STEP5

ひとつの小節が、メトロノームで設定したテンポで完ぺきに弾けたら、表の小節番号の隣の欄にテンポを記入しましょう。当分の間は、その小節以前に戻る必要はありません。次の小節からは、前の小節と同じテンポで弾けたら、その番号の隣の欄にはチェックマークをつけていきましょう。

STEP6

これを曲の最後まで続けましょう。これで、設定したテンポでそれぞれの小節が弾けるようになりました。この方法により、ミスする度に最初からやり直すという無駄な練習をしなくてすみます。

STEP7

ゆっくりのテンポで全ての小節が弾けるようになったら、メトロノームのテンポを少しずつ上げながら、同じ方法を繰り返しましょう。その都度、表を更新していきましょう。それぞれの小節が楽譜どおりのテンポで弾けるようになったら、次はまとまったフレーズごとに弾いていきましょう。
まとめて練習する小節は、表に角かっこなどで範囲をつけましょう。機械的に4小節ずつ区切ってもよいですし、フレーズやセクションごとに区切ってもよいです。続けて練習する範囲はだんだん広げていき、最終的には表の1列を完ぺきに3回弾けるようになりましょう。表に記入していれば、どこまで進んだか一目瞭然です。

STEP8

書き込む欄を広くして利用しましょう。現在のテンポに加え、アクセントやトリルなどの注意すべき点を書き込むのもよいでしょう。ただし、一度にたくさんの曲を練習しすぎないようにしましょう。

STEP9

もちろん最終的な目的は、楽譜を最初から最後まで通して、本来のテンポで、ミスなく、メトロノームなしで音楽的に弾けることです。3回目を弾くころには、本当にこれで完成としてよいか心配になるかもしれませんが、3回完ぺきに弾ければ、もう自信をもってよいでしょう。

STEP10

この表を使って、練習を効果的かつ論理的に進め、ピアノを楽しみましょう。

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