更新日: 2011-01-08 00:23:12

デカダンス文学を学ぶ

著者: いなみわけ

編集者: いなみわけ

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はじめに

Photo by いなみわけ

文学上で大きな影響力をもった、デカダンス文学についてです。日本におけるデカダンスについてご紹介します。

STEP1 ①「とはずがたり」

王朝社会が崩壊した頃に、後深草院につかえた二条という女房が記した、
自伝形式の作品です。

もちろんこの頃に、いわゆるデカダンス文学という語は存在しませんが、
この「とはずがたり」には風俗的描写がなされ、
すでにデカダンス文学の精神が胚胎しています。

海外でも翻訳されました。

STEP2 ②江戸時代の戯作文学

直接的に日本のデカダンスに影響を与えたのは、
この江戸時代の戯作文学です。
洒落本・滑稽本・黄表紙などに分類され、
江戸時代には町人を中心に影響力を持ちました。

式亭三馬、十返舎一九、為永春水などが、代表的な戯作文学の作者です。
風俗的描写が豊富で、昭和の新戯作派に大きな影響を与えます。

STEP3 ③新戯作派

坂口安吾は、和歌といった正統の文学に対し、
江戸時代の戯作文学にある戯作性を重視し、それへの回帰を呼び掛け、
新戯作派を名乗りました。
現在は無頼派というほうが一般的なようです。

代表作家は、坂口安吾、太宰治、織田作之助らです。
この三人はそれぞれ交流もあったようで、
互いに評論のようなものも書いています。

作品だけでなく、そうした随筆、エッセイも面白いので、ぜひ読んでみてください。

まとめ

日本でも古くからデカダンス文学の系譜があります。どこかに興味をもったら、他のものも読んでみましょう。

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著者名:
いなみわけ

趣味で、楽器の演奏をします。また、色々な所に電車で出かけるのも好きです。よろしくお願いします。