更新日: 2011-08-15 12:13:23

迷子犬の探し方と防ぎ方

著者: naohito10

編集者: OKWAVE Guideスタッフ

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はじめに

Photo by naohito10

「うちの子がいなくなった!さぁ、大変!」……飼い主なら誰でも慌ててしまいます。愛犬が迷子になった時、どうやって探したらいいのでしょうか。迷子にさせないためには?

STEP1 いくつかの原因

犬が迷子になるには、いくつかの原因があります。

* 雷の音など、何かに驚いてパニックになり、その場から逃げ出す
たとえリードにつないであっても、引きちぎってまで逃げてしまうようなケースもあります。室内にいるからと安心していたら、網戸を突き破って逃げてしまったなんてこともあります。パニックになった時には思いもかけない行動に出ることがあるものです。

* 何か強く興味をひかれるものがある
発情中のメス犬の匂いを嗅ぎつけて脱走をはかるとか、旅先で野山の散歩を楽しんでいたところ、ウサギの姿を見つけて夢中で追いかけてしまい行方不明になってしまったなど。きちんとしつけは入っていても、犬としての本能が強く出てしまうことがあります。特にサルーキやアフガンハウンドなど、サイトハウンドと呼ばれるタイプの犬達は動くものに対してはとても敏感です。時に飼い主の制止や呼び戻しの声が耳に入らないこともあります。

STEP2 すぐに探し始める

まだ遠くに行かないうちに探し出したいもの。行方不明になった地点から円形に、その輪を広げるように捜索していきます。犬には帰巣本能があるのだから放っておいても戻ってくるかというと、そうでもありません。ガイドが以前に迷子犬の捜索をお手伝いした時、その子は自宅とは真逆の方向へと移動していました。帰巣本能を使って自宅に戻ろうとしていても方向を見定めるにはある程度うろうろします。やはり円形に捜索範囲を広げていくのが一番でしょう。犬がパニックになっている場合は、下手に近づくと逆に逃げてしまうようなこともありますので、その子の性格や状況を判断して慎重に行動しましょう。

* 警察や保健所、動物愛護センターなどに連絡する
捜索をするのと同時に警察や保健所、動物愛護センターなど関係各所に連絡をしておきます。その際は自宅の連絡先はもちろん、犬の名前・犬種・年齢・性別・毛色・大きさ・特徴・いなくなった状況など、係の人が尋ねること以外にも探す手がかりになることはなるべく伝えておきます。写真が送れる状況ならば写真も送っておきましょう。

* ポスターやチラシを作り、適当な場所に貼る
愛犬の写真付ポスターやチラシを作り、貼れるところには貼って回ります。忘れたくないのが動物病院。近隣の動物病院に連絡をとり、待合室などに貼ってもらいましょう。なお、ポスターやチラシは電信柱など勝手に貼ってはいけない場所もあります。確認および許可をとるようにしてください。

* 迷子犬捜索サイトに登録をしておく
近年ではネット環境を生かし、迷子になった犬猫を探す際のサポートをしてくれるサイトもありますので、登録しておくのもいいでしょう。すでに遠くまで行ってしまった場合にはネットから情報が入るケースもあります。環境省では、保健所や動物愛護センターに保護されている迷子動物を検索できる環境省動物再飼育支援 収容動物データ検索サイトを用意しています。

* 地元情報誌やペット探偵を利用する
地元情報誌などの「探しています」のようなコーナーに掲載を依頼する方法もありますが、掲載されるまでには若干日数がかかることがネック。昨今では迷子になったペットを探してくれる探偵社もありますので、場合によってはそういうところに依頼するというのも一つの手でしょう。

STEP3 迷子にならないために

旅先で迷子になるケースも多い
旅先で迷子になるケースも多い。迷子札や鑑札をしっかり付けておこう。
迷子にさせないのが一番。それには、どんなところに気をつけたらいいのでしょうか。

* 呼び戻しがきちんとできるように、しつけておく
たとえリードが離れてしまっても「オイデ」の一声で戻って来るようにしつけておきましょう。

* なるべくリードを外さない
意外に多いのが旅先で迷子になるケース。旅に出ると私達自身も開放感から、つい気が緩むこともありますが、気を緩めたついでに愛犬のリードも緩め過ぎませんように。旅先では誘惑物がいっぱいです。慣れない場所で迷子になってしまうと捜索も大変になってしまいます。

* 犬が勝手に外へ出て行かないよう住宅環境を整える
玄関が開いていたり、窓の隙間などから犬が勝手に外へ出てしまうことがあります。何より怖いのが交通事故。犬が勝手に外へ出てしまわないよう、ドアを閉めないのであればゲートを置くなど環境を整えておきましょう。散歩や運動、スキンシップが不充分であると、犬にはその分ストレスがかかってしまいます。そのストレスから「外にはもっと楽しいことがあるかも~」と冒険の旅に出てしまうこともありえますので、普段からコミュニケーションをはかり、散歩や運動も充分にしてあげましょう。

* 鑑札や迷子札を付けておく
迷子になり、行政機関に保護されたとしても飼い主が見つからないままであると、多くの子が殺処分という運命になってしまいます。民間の保護施設や個人によって保護されたとしても、飼い主の連絡先がわからないのでは迷子となった子の家を見つけようがありません。結局新しい飼い主にもらわれていったり、保護されたところで生活をすることになったり、どちらにしても本来の家族とはもう会えなくなってしまいます。保護活動をする人達はみな同じように言います。「迷子札さえ付けておいてくれれば、家に帰れる子は多い」のだと。

いつやってくるかわからない災害時のことを考えれば、愛犬の身元を証明するものは絶対必要だとおわかりでしょう。もとより、鑑札を犬に付けておくことは法律上義務とされています。何かがあってから付けておけば……と思うより、普段から鑑札や迷子札を付けておくようにしましょう。

* マイクロチップを埋め込む
マイクロチップを体に埋め込むという方法もあります。これは直径2mm×長さ11~13.5mm程度のカプセルの中にその子の身元を示す情報がコード化されて刻まれたICチップが入っており、注射器のようなものを使って犬の体の中に埋め込むものです。チップの情報を読むには、専用のリーダーが必要で、情報自体はAIPO(動物ID普及推進協議会)が管理しています。保護された犬にマイクロチップが埋め込まれていた場合、そのデータが照合されて飼い主のもとへ帰れるという仕組みです。

STEP4 マイクロチップを

埋め込んでいる犬も増えてきてはいますが、今ひとつ普及しきれていないのが現状。体の中に異物を埋め込むことに抵抗を感じる人が多いこと、マイクロチップのリーダー自体が動物病院や関係機関に行き渡りきっていないという環境の不備が影響していると言えます。マイクロチップを使ってみたい場合は、かかりつけの動物病院で扱っているか、近隣の保健所や動物愛護センターなどにリーダーが設置されているかどうか確認してみてください。マイクロチップについて詳しい情報はNPO法人ANICEがまとめています。

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