更新日: 2011-03-02 02:11:19

1月3日は「三日とろろ」で長生き祈願

著者: すもお

編集者: すもお

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はじめに

Photo by すもお

1月3日は「三日とろろ」で長生き祈願

正月の3日目に、とろろ汁を食べる風習を残す地域があります。

この日にとろろを食べると、長生きするとか、それから一年風邪をひかないとか、一年を無病息災で過ごせるとか、謂われはややあいまいですが、山芋には整腸作用や滋養強壮作用があるとされることから、おせち料理のごちそうに疲れた胃をいたわり、仕事始めに備えた体力作りに功を奏してくれそうな風習です。

STEP1

三日とろろの風習は、主に東北地方に伝わってきたとされますが、茨城・栃木・群馬といった北関東や、岐阜・尾張といった濃尾地方あたりでも同じ風習が残されています。

地域によっての違いは、例えば、福島では3日の朝に食べる、栃木では3日の夜に、濃尾地方では2日の朝に、といったとろろを食べるタイミングにあったり、とろろの調理法にあったりします。

岐阜の方では、とろろかけご飯にしてかき込むように食べることで収入をかき込む願いを託すとされる場合があるとか。
かき込むかどうかはともかく、ご飯にとろろをかけて食べるのは堪らないおいしさですよね。

STEP2 三日とろろにまつわる、有名な逸話があります。

東京オリンピックで栄光の銅メダルを獲得して、次のメキシコオリンピックでは金メダルを取ると宣言しながら、その後は不遇が重なり、メキシコオリンピックの開催年である年明けの1月9日に27歳で自ら命を絶ったマラソンランナーの円谷幸吉(つむらやこうきち)選手が両親に宛てて書いた遺書には、正月に食べた三日とろろの文字が残されています。

「父上様母上様三日とろろ美味しうございました。…以下続く」で始まる手紙で、彼は福島県出身なので、三日とろろを正月の風習で食べて数日後に他界したのでしょう。

身近な人からは、まじめで責任感が強く礼儀正しい好青年だったと評される円谷は、自らの成績に甘んじず、克服のためにオーバーワークになりがちだったといいます。
自分に思い当たる節のある人、身近に似たタイプがいる人は、三日とろろを食べながら、人の頑張りについて思ってみる時間を作ってみてはいかがでしょうか。

STEP3

山芋には、ジオスゲニンという成分が含まれます。この成分は、体内で若返りホルモンDHEAに変わり、若返りと滋養強壮に効果があるとされます。

また、山芋の主成分は、でんぷん質。高血圧などの生活習慣病の予防にも役立つカリウムや、スタミナの強化に効果的なビタミンB1、若返り作用のビタミンE、整腸作用のある食物繊維も豊富に含まれています。

一番代表的な山芋の食べ方は、すりおろした「とろろ汁」です。すりおろすことによってネバネバを出すことが、実は食物繊維の働きを最大限に発揮させる食べ方なのです。
ネバネバに豊富なムチンには、たんぱく質の吸収を促進したり、老化防止、美肌効果まであるとされます。

昔から「とろろいもを食べると精が付く」と云われてきましたが、これは生殖能力を高めるアルギニンというアミノ酸が多いためと考えられています。

このネバネバのスタミナ強化作用は古代から知られており、平安時代の「医心方」には「身体が軽快になり、飢えに対する力をつけて寿命を延ばす」と残されています。また、江戸時代の「本朝食艦」にも、「腎気を増やして脾胃を健やかにする」と書かれています。
これはつまり、精力の増強に役立ち、胃を丈夫にする効果があるということです。

まとめ

そして、少々食べ過ぎても、でんぷん分解酵素アミラーゼが大根以上に含まれているので、消化吸収を助けてお腹にもたれる事がないとろろ。

1月3日のご飯は、とろろかけご飯に決定!ですね。

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こんにちは。
活字中毒でかぶりもの好きな☆すもお☆です。
オバフォー独身です。

中学から美大の付属に通い、風変わりな事物に慣れ親しみました。紙媒...

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とろろ(山芋)