1. 短期留学で得られたもの、得られなかったもの【転機の社会人留学】

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短期留学で得られたもの、得られなかったもの【転機の社会人留学】 2018年08月16日 20:30

【ゆとり以上バリキャリ未満の女たち】第7弾「転機の社会人留学」


「ゆとり以上バリキャリ未満」を生きる女子のルポルタージュ連載の第7弾がスタート!
今回の主人公は、開発職として安定した仕事につきながら、32歳にしてアメリカへMBA留学を決めたエミリ
今、頭の中は春休みの南米旅行のこと。「留学中には旅行で貯金を全部使い切ってもいい」……そう決めたエミリの理由とは?

★前回はこちら→ 1,000万使い切るほど旅したい【転機の社会人留学①】

●原エミリ(32歳)製薬会社勤務

1985年生まれ 大阪府出身 杉並区在住
大学の薬学部卒業後、大学院でバイオサイエンス研究を専攻。修士課程修了後、外資系製薬会社に入社。2年勤務して現在の会社に転職。現在5年目。研究開発職。
似ているタレント:松たか子
理想のタイプ:小泉孝太郎・進次郎
パートナー:あり(未婚)
手取り月収:33万円

 

「転機の社会人留学」Vol.2 短期留学で得たもの、得られなかったもの

■自分への危機感


TOEICのスコアも上がったし、留学気分も高まってきた。けれど明るい未来だけでなく、開発職の今後について考えざるを得なくなったのも事実だった。

世の中はざわついていたのだ。医薬品企業の臨床データの不正、業界内の不祥事、さらには、なんとか細胞があるとかないとか、論文に不正があったとかないとか……。

 

「すぐ近くで起こっている不正や不祥事は、他人事ではありません。きっと、起こした人は最初は正義感だったのかもしれないし、仕事にのめり込みすぎて周囲が見えなくなってしまうことは誰にだって起こりえる。もちろん、自分にも。今私は、がん医療に貢献したくて一生懸命働いている。そんな中成果にこだわりすぎて、人の道から外れたことをしてしまうことはないと言えるだろうか。人からの評価ばかりを気にして、本当の目的を見失ってしまうことはないと言えるだろうか。ぞぞっと寒気が走ります。このままでいいのかな、という思いも強くなりました」

 

考えがまとまるのには、少し時間がかかった。ボランティア活動をしながら社会貢献について考えたり、別の業界の友人の話を聞いたり。これまでと違う視点を獲得しながら、「自分はどうしていくべきか」を思い悩んでいた。そのころの社内は、パートタイムで働くママさん研究者の再雇用が始まったり、研究者をしながらも大学院で勉強する人がいたり、働き方の多様化が現実化してきた時期でもあった。

 

「では、私は? ひとつの専門だけに固執していては周りが見えなくなりそうだし、未来を狭めることにもなりかねない。開発者としての仕事が好きだからこそ、その怖さがありました。ならば。世界に通用するビジネスセンスを身につけて、開発職をしながらも経営や組織もわかるようになりたい。開発職として優秀な人はたくさんいるのだから、社員として会社に残ることは難しくなってくるだろう。そんな自分への危機感もありました。やっぱり、早く留学を実現させて、MBAを取得しよう。そう改めて思いました」

 

 

■短期留学で学んだこと


MBA留学するまでの約3年、エミリは休みごとに短期留学で英会話の実践を積んだ。TOEICの勉強は続けていたし、仕事で英語を使う機会も増えていたけれど、コミュニケーションの上ではまだ流暢とまではいかなかったのだ。

 

「最初がカナダのトロント、その後、マルタ島、ケープタウン、L.A.、サンフランシスコ、アイルランド、セブ島……。毎回場所を変えて短期留学に行っていたのは、MBA留学の本番にはどの国がいいのかの下見も兼ねて。また、会社では希望して英語を使う仕事をさせてもらっていたので、すぐにMBA留学のための長期休暇を取るのも気が引けていて。だから、しばらく長期休暇のタイミングを見計らっていたという感じです。英会話力の弱さを克服するのは、やっぱり時間はかかります。でも、短期留学では、それ以外にも得るものは多かったと思います」

 

たとえば、人の温かさ。マルタ島のホストマザーは、エミリが学校から帰ってくるといつも、暑苦しいほどにハグをしてくれた。熱帯の地で毎日汗だくになって帰ってくるのに、頬をくっつけて、愛情表現をしてくれるたび、胸が熱くなった。南アフリカのケープタウンでは、治安の悪さから1人での夜間外出は禁止されていた。だから友達と誘いあって一緒にスーパーに行ったり、レストランに行ったり。これまでのエミリは、旅行に限らず1人で行動することが多かったので、こういったことさえ楽しい時間だった。週末を使って行ったアフリカ最南端の喜望峰の景色は、忘れられない思い出だ。そして住んでみたいと思ったナンバー1はオーストラリアのシドニーで、日本に近い生活基準や、アート・カルチャーのレベルの高さにもひかれた。

 

英語のほかに、エミリは学んだことがある。これから世界に通用するビジネスセンスを磨くことは、見聞を広げることとセットで考えなくてはならない。それにはSNSだけでなく、世界規模でのリアルなふれあい、世界のスタンダードや道徳観を体感することが肝になる。多くの国でさまざまな暮らしを経験してきたけれど、まだまだやることはあると、エミリは感じていた。

 

>Vol.3「今どき、専門分野だけじゃ生きていけない」へ続く

 

文/南 ゆかり
「CanCam」や「AneCan」、「Oggi」「cafeglobe」など、数々の女性誌やライフスタイル媒体、単行本などを手がけるエディター&ライター。20数年にわたり年間100人以上の女性と実際に会い、きめ細やかな取材を重ねてきた彼女が今注目しているのが、「ゆとり世代以上、ぎりぎりミレニアル世代の女性たち」。そんな彼女たちの生き方・価値観にフォーカスしたルポルタージュ。

 

【ゆとり以上バリキャリ未満の女たち】連載一覧

 

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